2019年にNetflixが世界配信した「ケンガンアシュラ」という格闘アニメがありました。
ちなみにシーズン2は2023年~24年にかけて配信されています。
ざっくり言うと企業の存続を賭けてスカウトしてきた格闘家どうしを戦わせるというお話。
各企業お抱えのトップ闘士ともなると賞金総額は数千億~数兆円クラスのツワモノぞろい。
なんともスケールの大きなお話でした。
スカウトする人材はなんでもありで中には死刑囚とかプロの暗殺者なんてのまで出てきます。
変わったところでは漁師なんてのもいましたね。
格闘経験はないけれど日常的に鯨やマグロと殺し合いをやっている爺さんで年中荒波にもまれる船の上でバランスを取りながら生活しているので体幹がめちゃ強いという理屈。
なんかとんでもなく強そうと思わせてしまう作者の力量は侮れないものがありました。
そんなくせ者ぞろいの格闘家たちの中で僕の眼を惹いたのはこのカード。
『プロレスラーvs力士』
普段、興行やルールに縛られている彼らがそういったものを取っ払った時、本当に強いのはどっちだ?
──なんとも中二心をくすぐる問いかけじゃないですか。
教室で予告編を見た男子生徒たちが2派に別れて
「プロレスに決まってるやん」
とか
「お前わかってないな。相撲の張り手を喰らったら失神ものやで」
などと熱いけどなんか空しい談義を繰り広げている姿が目に浮かぶようです。
ってイマドキの中学生はそんなことはしないのかな。
どんなジャンルにせよ代表格が2つあれば優劣をつけたくなるというのは人の性なのでしょうか。
それは食べ物の世界でも同じで有名どころで言えば《きのこvsたけのこ》論争というやつ。
他にも《コカコーラゼロとペプシネックス》、《マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき》、《カルビーポテトチップうすしお味とコンソメパンチ》など枚挙にいとまがありません。
そういえば店の入り口が中世ヨーロッパ風ファンタジー世界に繋がっている居酒屋を舞台にした物語「異世界居酒屋のぶ」のエピソードで唐揚げ好きの常連が唐揚げの味付けについては醤油か塩かで論争になるというのがありました。
最初は醤油の良いところ塩の良いところを挙げて争っていたのですが争っている2人を傍観していた残りの連れを味方に引き入れようと露骨な買収にかかる展開になって馬鹿馬鹿しくて笑えたなぁ。
唐揚げ同様に焼き肉の味付けに関してもタレ派と塩派の深い確執があると聞いたことがあります。
なんかその論争に参加すると一気に知能指数が下がりそうで怖いなw
けどねどちらの派閥の方もちょっと冷静になって考えてみてください。
「焼き肉のタレも塩もどっちも美味しい」じゃダメなんですか?
僕的にはどっちも好きなのですがw
タレ派の方もたまには目先を変えてこのタレを試してみてはいかがでしょう?
「なんだ塩も意外と旨いじゃん」
と言わしめる実力をこのタレは秘めていると思うのですよ。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分(漬け込む時間は含めていません)-
- 牛ホルモン:100g
- ごま油:12g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 鶏がらスープの素:小匙1/2
- 塩:2g(小匙1/3)
- 濃口醤油:2g(小匙1/3)
- おろしにんにく:ひとかけ分
- ブラックペッパー:少々
- 炒りごま:2g(小匙1)
【作り方】
- 牛ホルモンを食べやすい大きさに切ります。ボウルに他の材料と合わせてよく和えます。冷蔵庫で1時間以上漬け込めば漬け込み完了。あとはフライパンで焼いて食べてください。
【一口メモ】
- 焼肉屋さんで食べる塩だれ焼き肉のような本格派の味がお家で手軽に楽しめるレシピです。材料はだいたいどこのおうちにもありそうなもので作れちゃいます。
- お肉の部位は牛ホルモンに限らずなんでもOK。手持ちのお肉を漬け込んで家庭内焼肉を楽しんでください。
- リンゴか梨の手持ちがあれば少量(1/8個くらい)すりおろして加えてみてください。より本格的な塩だれにアップグレードできますよ。