JR東京駅の駅ナカの充実っぷりはハンパないです。
和洋中、ありとあらゆるジャンルのお惣菜が売られています。
それでも一番人気はやっぱり駅弁かな。
価格帯は千円からのものがほとんどで中には二千円超えなんてのもあるのにいつも人でごった返しています。
あの光景を見ているとニッポンってほんとに景気が悪いのかなぁと思っちゃいますね。
使っている食材はご当地名産が多いのですが牛肉を使ったものもたくさんあります。
けど、食べるときには冷めていることが前提の駅弁でお肉って硬くなっちゃうのではと前から不思議でした。
でも、わりと普通に食べられるらしい(高いので買ったことがないのだ)。
最近その柔らかさの秘密の一端を耳にしました。
下茹でして油抜きしている。
なるほど。
冷めて硬くなるのは脂肪分ですからそれを落としておけば確かに硬くなりにくい。
更に下茹でする水は砂糖水らしい。
砂糖は肉を柔らかくする効果があるのですね。
騙されたと思って肉料理を作るとき、初めに肉に砂糖をまぶして10分ほど置いて下さい。
すっごく軟らかくになりますよ(砂糖の甘味は調理している間に緩和されてしまうので気になりません)
【材料】(2人分)
-調理時間:15分-
- 牛肉:200g
- 生姜:スライス1枚
[下茹でパート]
- 砂糖水:水200ml+砂糖6g
[調味料パート]
- 水:30g(大匙2)
- 酒:30g(大匙2)
- 醤油:15g(大匙2弱)
- 味醂:15g(大匙2弱)
- 砂糖:9g(大匙1)
【作り方】
- 下茹でパートを小鍋に入れて沸騰させます。
- 1.をやっている間に牛肉は食べ易い大きさに切り、生姜は千切りにします。
- 1.に牛肉を入れしゃぶしゃぶの要領で1分軽く色が変わるまで下茹でします。 ※茹で汁は再利用しません。もったいないけど捨てます。
- 小鍋に[調味料パート]を入れてひと煮立ちさせ牛肉を加えて水気がほぼなくなるまで茹でます。火を止めて生姜を加えてよく和え蓋をして5分蒸らせばできあがり。
【一口メモ】
- はんなりと優しい味のお惣菜です。すき焼きや肉じゃがが好例ですが日本人ってこの甘辛の味が大好きだよなぁ。
- 肉を砂糖水で下茹ですることで余分な脂肪を落とし砂糖の効果で肉を柔らかくします。なので、冷めても柔らかい。お弁当にもお薦めですよ。
- 砂糖水を捨てるのがもったいないという方は下茹での代わりに肉に砂糖をまぶして10分置いて下さい。これだけでも十分柔らかくなります。
- お肉は外国産のやすいお肉でもこの手順なら十分美味しくできます。
- この料理を段取り良く仕上げるには小鍋を2つ用意して[下茹でパート]と[調味料パート]を同時に沸騰させておいて下さい。[調味料パート]を待ち受けにすることでひと煮立ちするのを待っている時間が省けます。