ネットのコラムで結婚まで考えていた男性と別れる決心をしたとある女性の話を見かけました。
ルックスはなかなかのイケメン。
身長もそこそこ。
性格はおだやかでDVの心配もなさそう。
ギャンブルに興味はなく金遣いも荒くない。
酒癖も悪くない──ないないづくしの高物件な彼だったらしいのですが……
ちょっと気になったのは出かけた先で安売りしている日用品を見かけるとつい買ってしまうくせ。
といっても洗剤やなんやかやだったので「家庭的で良いじゃん」くらいに思っていたそうです。
いよいよ、一人暮らしの彼の家にお邪魔することになったのですが……
日用品の山。
トイレットペーパー、ティッシュボックス、洗剤などなど所狭しと置かれていて押入れにもみっしりと詰まっている。
「買い過ぎじゃない」と指摘すると、「いや、いずれ使うものだし。安い時に買った方がお得じゃん」と澄まし顔。
ま、そんな習慣も結婚してからおいおい矯正していけば良いっしょくらいに彼女もその時は考えたそうです。
いよいよ、その彼の部屋に彼女も住むことになり「荷物を運ぶからいらないものを捨ててスペースを空けておいてね」とお願いしたのですが……
はい、話のオチは読めましたよね。
引越し業者さんが荷物を運ぼうとしているのに彼女の荷物を置くスペースなどどこにもなく、彼に問いただすと「だって捨てたらもったいないじゃん」と悪びれもなく澄まし顔。
あとは修羅場です。
どうやら彼のお母さんがそういう性格だったようで遺伝したのか、あるいはそういう母の背中を見て育ったから習慣づいちゃったのか、とてもとても矯正できる代物ではないと見切りを付けて破談になったとか。
ま、結婚する前で良かったねとなんとなく思っちゃいました。
家の在庫には適正な量というものがあると思います。
月に一度、定期船が商品を運んでくるだけの離島じゃあるまいし、必要以上に買い込む必要はありません。
ましてや足の速い生鮮食品ならなおのこと。
と、気をつけているのですが冷蔵庫の中に1週間前に買ったささみが2本。
さすがにやばいと思い、気は心で梅だの味噌だの保存に良さそうな調味料を使ってこんな料理を作りました。
って、今更それ使っても意味ないって(笑)
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- ささみ:2本
- 大根:1cmの輪切り
- 粗挽きブラックペッパー:少々
[調味料パート]
- 梅干し:1粒
- 味噌:6g(小匙1)
- 味醂:12g(小匙2)
- レモン果汁:10g(小匙2)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- ささみを茹でるお湯(分量外)を沸かして筋を取ったささみを投入し、3分茹でます。火を止めてそのまま5分放置しザルに揚げて冷水に浸し粗熱を取ります。
- 1.をやっている間に大根はかつら剥きにして縦に薄切りにします。[調味料パート]の梅干しは梅肉を包丁で削ぎ落としたたきます。それを[調味料パート]の残りと一緒にボウルに合わせてよく混ぜておきます。
- ささみをほぐすか面倒ならそぎ切りにして2.のボウルに大根と一緒に入れてよく和えればできあがり。器に盛って粗挽きブラックペッパーを振って戴きます。
【一口メモ】
- 梅とレモンのさっぱり感、味噌と味醂の濃厚さ。一見、相性が悪そうなのに見事にマッチしています。ちょっと濃い味だけどこれはご飯もお酒も進む進む。
- 梅が入っているので防腐効果もあり暑い季節のお弁当のお菜としてもオススメですよ。
- 手持ちがあったので大根を使いましたがきゅうりなどを使うほうが定番っぽいかも。
- 辛口がお好みの方は[調味料パート]
- に柚子胡椒をちょっと足してみてください。