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イマドキはオフィスもエアコンがかかっているのでそれほど気にならないのですが、昭和の昔、お弁当持参のサラリーマンの奥さんの悩みは食中毒対策だったんじゃないでしょうか?
たかが数時間、されど数時間。
ご飯やおかずが傷まないように様々な工夫がなされていたと思います。
傷み対策の定番中の定番は梅干しを使うことでした。
ただ、実は梅干しが痛みをガードしてくれるのって直接触れている食材だけなんですよね。
なので日の丸弁当などは周囲のお米以外には防腐効果が薄いと言われています。
白いご飯をきちんとガードしたければ梅干しを細かく刻んで混ぜ込むのが効果的だそうです。
おかずの場合は、こんな風にお肉全体にべったりと梅肉を塗ると効果的と言うわけです。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ささみ:4本
- 梅干し:適宜
- 大葉:4枚
- サラダ油:少々
【作り方】
- ささみは筋を取り観音開きにしてすりこぎなどで叩いて薄く伸ばします。梅干しは梅肉をそぎ落とし、細かく刻みます。
- 1.に梅肉を全体にまんべんなく伸ばし大葉を載せて半分に折ります。更にこれを三等分します。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ2.を並べます。蓋をして1、2分蒸し焼きにし色が変わったらひっくり返します。両面きつね色になるまで焼けばできあがり。
【一口メモ】
- ほんのりと酸っぱくて大葉の清涼な香りも楽しいです。梅干し以外に調味料を使っていないので総じて淡白な味わい。物足りない方は塩コショウで味を調えて下さい。
- 梅肉の防腐効果は食品と直接触れることで発揮されます。なので、日の丸弁当スタイルよりこの料理のようにまんべんなく塗る調理法が夏のお弁当対策向きだったりします。
- このレシピでは梅干しを使っていますがチューブの梅肉があればうんと楽ちんになりますよ。