マヨネーズっていつ頃、どこの国で生まれたの?
と、聞かれても多くの人は答えられないんじゃないかなぁと思います。
ヨーロッパのどこかだと思うのですが古くからあるような、わりと最近考案されたもののようなという曖昧な印象。
マヨネーズって伝統的な感じもするし、すっごく新しいものという感じもする不思議な調味料です。
諸説ありますが有力なのはスペインのメノルカ島。
18世紀にフランスが侵攻した際に指揮官のリシリュー公爵が訪れた港町マオンで肉に添えられたソースに感動してフランスに持ち帰ったとのがマヨネーズの始まりだったという説です。
サラダじゃなくて肉料理に使うソースだったというのがちょっと意外。
パリでは「マオンのソース」という名で紹介されたのが転じて「Mahonnaise(マオンネーズ)」⇒「Mayonnaise(マヨネーズ)」と変わっていったと言われています。
日本では大正時代の終わり頃にキューピーから発売されますが当初は高額だった上に誰も名前を知らなかったのであんまり売れなかったらしい。
それどころか、整髪料のポマードの一種と勘違いされたなんて逸話もあります。
けど、太平洋戦争が始まる頃には知名度も上がって年間トン単位で売れるようになったというのですから日本人もたいがいマヨネーズ好きだよなぁ。
ちなみに日本初のマヨネーズの製法はキューピーの創始者がアメリカで勉強して持ち帰ったそうですが、オリジナルのレシピの倍量の卵黄を使っていたとか。
めっちゃ濃厚で美味しそうですね。
なんてことを考えていたらマヨネーズをたっぷり使った料理が食べたくなってこんなのを作っていました。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- 鶏もも肉:1枚(250gくらい)
- 強力粉(なければ薄力粉):適宜
- じゃがいも:中1個または小2個
- 刻みネギ:少々
- サラダ油:少々
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
[仕上げパート]
- マヨネーズ:12g(大匙1)
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥いて食べやすい大きさに切り電子レンジの500ワットで3分チンします。待っている間に鶏肉を一口大に切り強力粉を薄くまぶします。
- フライパンにサラダ油を入れて鶏肉を皮目を下にして重ならないように並べます。これを弱火にかけて5分ほどかけてじわっと焼き色を付けます。
- 2.の鶏肉をひっくり返して中火にし、手早く焼きます。更にじゃがいもを加えて滲み出した脂を絡めるようにして1分ほど炒めます。
- 3.に[調味料パート]を加えて絡めながら水気がほぼなくなるまで炒めます。火を止めて[仕上げパート]を加え、混ぜるようにして絡めればできあがり。お皿に盛って刻みネギを散らします。
【一口メモ】
- 味は濃厚でボリューム満点。他におかずは何もいらないと思わせてくれる主菜です。特に育ち盛りの子供さんがいるご家庭にはオススメかな。
- 濃い味なのに意外と飽きが来ないのはマヨネーズのさっぱりした酸味のおかげ。やっぱり凄い調味料だと思います。
- 材料はお好みで玉ねぎ、細切りにした人参、ピーマン、きのこ類など冷蔵庫のありあわせをプラスすると更ににぎやかな一皿になりますよ。
- カレー粉をプラスしてエスニック風にするなんてのもありですね。