アクアパッツァはイタリアの煮魚です。
って、どうも煮魚というとお醤油で煮た魚というイメージが沸いてしまいますが、もちろんイタリアではお醤油は使いません^^;
白ワインと水に塩、胡椒で味付けします。
一緒にトマトやオリーブなどの野菜を煮込みます。
特徴はブイヨンなどを加えずにシンプルに水とワインだけで煮るところですね。
ちなみに、特定の魚の料理ではありませんので、使った魚によって「××のアクアパッツァ」と呼びます。
真鯛を使えば「真鯛のアクアパッツァ」、鰈を使えば「鰈のアクアパッツァ」ですね。
魚以外に貝も使われるようです。
アクアパッツァの言葉の意味は「水で薄めたワイン」だそうです。
【材料】(4人分)
-調理時間:20分-
- 真鰯:12~16尾
- 白ワイン:50g(1/4カップ)
- 水:200g(1カップ)
- 塩:3g(小匙1/2)
- ホワイトペッパー:適宜
- にんにく:ひとかけ
- プチトマト:6~10個くらい
- (あれば)バジル:適宜
- オリーブオイル:たっぷりめ
【作り方】
- 真鰯は頭と内臓を取っておきます。自分は気になりませんが骨が気になる方は手開きして背骨も取ります。
- フライパンにオリーブオイルとスライスしたにんにくを入れ、ごく弱火にかけて5分ほどじっくり火を通して香りを立たせます(焦がさないよう注意)。火を強めて鰯を並べ両面に焼き色を付けます。
- 白ワイン、水、塩水を合わせてよく混ぜ2.のフライパンに注ぎます。トマトも加えて、ホワイトペッパーを振り、中火で10分ほど、煮汁を時々回しがけながら煮ます。トマトの表面がしわしわになり、鰯がちょっと煮崩れかかるくらいに火が通ればできあがり。
【一口メモ】
- スパイスを駆使するといった凝った味付けをせず、ごくシンプルに仕上げるのがポイント。はんなりした気分になれます。素材本来の味を楽しめるところが、日本人の気質にとっても合った料理な気がします。
- もし、スーパーで安売りの魚を見かけたら試してみて下さい。基本、どんな魚でもできると思います。