数あるフライ物の中でアジフライはどうしてこんなに昭和っぽいのでしょう? って、そう思っているのは僕だけかしらん?
とまれ、アジフライという言葉を耳にするだけで奇妙なノスタルジーを感じてしまうのです。そして、僕の中ではアジフライにかけるのは醤油ではなくソース!!
ウスターソースをどばどばかけないとアジフライじゃない気がするのです(いやいや、衣の中がアジなら何をかけたってアジフライだろっていうのはなし)。和風っぽいお惣菜に洋風のソースをかける背徳感が溜まらないですねぇ。もしかしたら、洋風と言い切るにはあまりにもこ洒落ていない調味料であるウスターソースを使うこと──当時は洒落たつもりだったかもしれないけど今となってはオシャレでもなんでもないこのコラボが昭和を感じさせる理由なのかもしれません。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
(不慣れだと魚を捌くのに時間がかかるので調理時間は長めで書いています)
- アジ:1尾
- パン粉:適宜
- 塩、ホワイトペッパー:少々
- 揚げ油:適宜
- 天ぷら粉:水15ml分くらい
【作り方】
- 天ぷら粉は水で伸ばして冷蔵庫で冷やしておきます。
- あじのぜいご(尾びれから胴の中央をまっすぐ伸びている硬い部分)を外して三枚におろします。
- はけを使って2.に1.を塗りパン粉をまぶします。
- 160度に熱した揚げ油に3.をそっと入れ4分ほど衣がきつね色になるまで揚げればできあがり。
【一口メモ】
- 美味しいなぁ。というか、いつ食べてもすっごく懐かしい味に感じるのが不思議。ウスターソースをどばどばかけて食べるのがお薦めですが醤油派の方はどうぞご自由に^^;
- ポイントは衣に薄力粉ではなく天ぷら粉を使うところ。さっくさくの衣になります。串カツなんかにも応用できますよ。
- 邪道だとおもうのですけど、タルタルソースをかけて食べても美味しいと思います。
- 工程2.が面倒臭いと思う方は三枚におろした切り身を買ってくるのがお薦めです。揚げ物自体がめんどうだという方はスーパーでアジフライを買ってきて下さい^^;
- 生食OKの味でこれを作ると風味が格段に良くてむちゃくちゃ贅沢なものを食べている気分になれます。