過日、宮崎監督の新作「君たちはどう生きるか」を観てきました。
何を書いてもネタバレになるので感想はとても書きづらいのですが10年前に一作前の「風立ちぬ」を観て来たばかりの頃をちょっと思い出しました。
そのころのブログを読み返しているとこんなことが書かれていました。
えと、さばの骨です。
だから?
と言われそうですが、スタジオジブリ最新作「風立ちぬ」をご覧になった方ならにやりとされたのでは?
主人公、堀越二郎が昼食の鯖の煮物を食べながらしげしげと鯖の骨を見て「美しい曲線だ」と呟く場面があるのです。
ホント寝ても冷めても飛行機のことしか考えられない技術バカって感じで僕は大好きです^^
今の時代ならヲタクと言われかねない天才技師をひとときでも飛行機への想いから引き離し家庭という居場所を与えた菜穂子は素晴らしい女性だったなと思います。
で、例によって人が食べているものは美味しいそうに見えるもので、美味しそうに見えるものは食べたくなるのが人の性。
帰ってさっそく鯖の煮物を作っちゃいました。
【材料】(2~3人分)
-調理時間:15分-
- 鯖:1尾
- 白ネギ:白いところ青いところ各3cm
- 生姜:ひとかけ
- 鷹の爪:1本
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:36g(大匙2)
- 砂糖:18g(大匙2)
- 酒:60g(大匙4)
- 水:60g(大匙4)
[追い足しパート]
- 麺つゆ:18g(大匙1)
【作り方】
- 鯖は三枚におろして、ざるに揚げ熱湯をかけて霜降りにします。
- 生姜と白ネギの青いところは千切りにします。白ネギの白いところは短冊に切ります。鷹の爪は小口切りにします。
- 鍋に[調味料パート]を入れて煮立てます。これに鯖と鷹の爪を入れて落としぶたをして弱めの中火で5分煮ます。
- 3.に白ネギ、生姜と[追い足しパート]を加えて再び落としぶたをして弱めの中火で5分煮ればできあがり。
【一口メモ】
- 甘辛い味を鷹の爪の辛さがぴりりと引き締めてくれます。飽きのこない味ですね。
- 時間に余裕があれば小鉢に盛付けて冷蔵庫で冷やしておいて下さい。夏の冷菜は最高のご馳走になります。それに煮汁が煮凝りになってこれまたすんげぇ旨いのです。
- 味噌煮とこの醤油煮が王道だと思っているのですが洋風に仕立てるとまた違った楽しみ方ができそうです。でも、そもそもヨーロッパの人って青魚を食べるのかな???