数年前、親戚の寄合いで京都に行ってまいりました。
桜で有名な雨宝院や日野神社にも足を伸ばし、なかなか有意義な週末を過ごせたのですが、一つ残念だったのは楽しみにしていたおばんざいを食べ損ねたこと。
「申し訳ありません。うちは予約のお客さんでいっぱいで……」
ですよね。有名店なんですから当然予想しておくべきでした。
しかし、釣り損ねた魚は大きかった気がするのが人情。食べたかったよぅ──と、ここでくじけては名が廃ります(廃っても誰も困らないけど)。
ならば、その有名店に負けないようなおばんざいを作ってやろうじゃないかと、不埒なことを考えつつこんなのを作ってみました。
って、これは豚肉なんか使っちゃってるしおばんざいというよりお惣菜でしょ……という気がしないでもない。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 豚バラ:50g
- こんにゃく:半丁
- ごま油:少々
- 鷹の爪:半本
- 擦り胡麻:適宜
[調味料パート]
- 赤味噌:18g(大匙1)
- 味醂:27g(大匙1.5)
【作り方】
- を小鉢に合わせてよく混ぜておきます。
- 小鍋にお湯(分量外)を沸かしこんにゃくを入れて5分間下茹でし、ざるに揚げます。
- フライパンにごま油と鷹の爪を入れて弱火にかけます。鷹の爪の周辺に泡が立って十分温まったら豚肉を加えて中火で炒めます。
- 肉の色が変わり始めたらこんにゃくを加えて軽く焼き色が付くまで炒めます。[調味料パート]を加えて水気がなくなるまで炒めればできあがり。小鉢に持って擦り胡麻を加えてよく和えます。
【一口メモ】
- 京のおばんざい風にしたかったのですが気が付くと名古屋の土手焼き風になってしまった。なぜだ? でも、美味しいです。
- 京風にするのでしたら味噌はやはり甘い白味噌を使うべきでしたね。あと、九条ネギを加えると良いかも。
- お弁当のおかずにもお薦めです。ボリュームを出したい場合はえのきやシメジなどの茸類や人参、玉ねぎなどの野菜をプラスしましょう。