以前、お肉を柔らかくする方法をまとめたブログを書いたことがあります。
方法には2系統あって1つは筋などの硬い部分を破壊すること──端的に言うと肉を叩けば柔らかくなるという手法。
もう1つは高温(約70度以上)を加えるとお肉は硬化するのでそれ以下の温度で調理する方法だと書きました。
けど、実はもっと根本的な方法がもうひとつあるんですよね。
それは……柔らかい肉を使うこと。
いや当たり前といえば当たり前なのですがそれを書くのはちょっと抵抗があったのです。
なぜなら「柔らかい肉」は総じて高いから。
高いお肉なら軟らかくて当たり前って言われそうじゃないですか。
それにそもそもがそのブログの趣旨は「硬い肉を柔らかくする」ことですから端から柔らかい肉を出してきて「はい、柔らかい♪」っていうとなんかコントみたいじゃんと思ったのです。
とまれ柔らかい肉は柔らかいです。(何を言ってるんだ)
豚肉で言えばヒレという部位は脂身も少なくかつ軟らかくてカツにするとロースより1ランク上の美味しさが楽しめます。
けれど、ちまっと小さいくせにお店ではロースカツより高いのです。
それでも最近では外国産の豚ヒレがかなりリーズナブルなお値段で売られているのを見かけるようになりました。
で、ちょいちょい買ってしまうのですがいつもいつもカツではつまらない。
他の食べ方も探究したくてこんな料理を作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 豚ヒレ肉:150g
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 片栗粉:適宜
- サラダ油:6g(大匙1/2)
- キャベツ:2、3枚
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:10g(小匙2)
- 味醂:18g(大匙1)
- 砂糖:4g(小匙1強)
- おろし生姜:ひとかけ分
【作り方】
- 豚ヒレ肉を1cm厚の小口切りにし、塩、ブラックペッパーをまぶします。更に薄く片栗粉をまぶします。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ豚ヒレ肉を重ならないように並べて両面焼き色が付くまで焼きます。
- 2.をやっている間にキャベツは千切りにして水に1分間さらし、ザルに揚げて水気をよく切ります。 ※晒す時間が長くなると水にキャベツの甘味が流れ出てしまうので注意しましょう。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡ませながら水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 一見、和風のポークソテーに見えますが[調味料パート]の配合をよく見てみてください。そう、これって生姜焼きの変形版なのです。
- 豚肉を焼き始めたら焼き色が付くまでに1、2分ヒマができます。その間に手早く野菜を切って付け合せを作ると段取りが良いですよ。
- ヒレ肉は高めの部位ですが近ごろは外国産の豚肉が手頃な価格で手に入ります。カツに飽きたらこんな食べ方も試してみてくださいな。
- 付け合せは生野菜や温野菜のサラダが合います。別皿に盛っても良いですが1プレートにすると見た目の色合いが単調な肉一色にならず華やかな皿に仕上がります。