肉料理の中でもステーキは別格というか格別な思い入れのある人は多いんじゃないでしょうか。
ジュウジュウと音を立てている厚切り肉にナイフを入れる瞬間の高揚感はなんとも言えませんよね。
けど、良いお値段がするのでそうそうは食べられないんだよなぁ。
確か地下鉄サリン事件があった頃なので1995年かな。
三重県松阪市で仕事をしていました。
言わずと知れた松坂牛で有名な町です。
話の種にとステーキハウスを覗きましたがお品書きが軒並み数千円から一万円超えでサラリーマンの行く店じゃないなぁと思った記憶があります。
ま、それだけ手間ひまかけてコストもかけて育てているのでしょうけど。
それに比べてアメリカ産、オーストラリア産の牛肉は格段に安いのでステーキもぐっと身近になった印象があります。
あの頃はステーキのファストフード店が街中にできるなんて想像もしなかったもんなぁ。
そして、お肉のソテーもとんかつ用のお肉を使えば更にお財布に優しい。
ちょっとソースに工夫をするとちゃんとしたごちそうとして楽しめるんですよ。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- とんかつ用豚肉:2枚
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 強力粉(なければ薄力粉):少々
- 玉ねぎ:1/2個
- バター:12g(大匙1)
[付け合せパート]
- 小松菜:半束
- ごま油:4g(小匙1)
- 鶏ガラスープの素:小匙1/2
[ソースパート]
- トマトケチャップ:15g(大匙1)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 中濃ソースまたはとんかつソース:6g(小匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 酒:7g(大匙1/2)
【作り方】
- 小松菜の茎は1cm幅の小口切りに葉はざく切りにします。耐熱皿に小松菜と[付け合せパート]の残りを合わせてよく和えラップをかけます(串で数箇所穴を空けます)。これを電子レンジの600ワットで1分半チンします。
- 1.をやっている間に玉ねぎは細切りにします。豚肉の筋を切り塩、ブラックペッパー、強力粉をまぶします。
- フライパンにバターを入れて中火にかけ融け始めたら豚肉を入れて強火にし、焼き色がしっかり付くまで両面焼きます(片面1分~1分半が目安)。肉を一旦取り出します。
- 3.のフライパンに玉ねぎを入れて中火で炒めます。しんなりしてきたら[ソースパート]を加えて煮立たせます。肉を戻してこれに絡めればできあがり。小松菜とともにお皿に盛って頂きます。
【一口メモ】
- 「あれ、今日なにかお祝い事?」と訊きたくなるようなヴィジュアルのごちそうに仕上がります。見た目だけでなくソースも絶品。ステーキを食べているようなご機嫌な気分に浸れますよ。
- 工程2.のバターを融かすタイミングでみじん切りにしたにんにくや生姜を加えると風味が変わって楽しいです。
- 付け合せはほかにも人参のグラッセなどが合いそう。和風つながりできんぴらごぼうを添えても面白いと思いますよ。