ソウルフードという言葉があります。
元々は奴隷制度時代に遡るアフリカ系アメリカ人の民族料理を指す言葉だったのですが、転じて心のよりどころとなるような(その人に強いインパクトを与える)郷土料理というほどの意味でも使われるようです。
例えば、日本人のソウルフードはさしづめ、『握り飯』といったところでしょうか?
けど、更に郷土の意味をもっと狭くしていくと土地土地ごとに独自のソウルフードがあることになります。
例えば、僕の出身の関西では、うどんやお好み焼き、タコ焼きと言った『粉もん』を関西人のソウルフードに挙げる人も少なくないでしょう。
同じ粉もんでも長野に行くとこんな風に変わります。
一見、韓国のチヂミっぽい料理ですが、海鮮などは加えずニラ、オンリーというところに独自性がある気がします。
そして、味付けに味噌を使うあたり如何にも信州と言った感じがしますね。
【材料】(2~3人分)
-調理時間:10分-
- にら:1/2束
- 薄力粉:50g
- 卵:1個
- 味噌:18g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
- 水:90g
【作り方】
- ニラは1cm幅のざく切りにします。ボウルにニラと薄力粉を加えてよくまぶします。
- 1.に残りの材料を加えてダマができないように良く混ぜまず。
- フライパンにサラダ油少々(分量外)を加えて中火にかけ2.を流し込んで薄く伸ばします。そのまま蓋をして2分ほど蒸し焼きにします。
- 3.をひっくり返してもう片面もきつね色になるまで焼けばできあがり。食べ易い大きさに切って戴きます。
【一口メモ】
- なんとも素朴な味です。夏休みに田舎のおばあちゃん家に遊びに行ったらちゃぶ台の上にたっぷり載っかていそうな料理ですね。
- おかずにもなりますが、甘辛いのでおやつにも打ってつけ、一つ口にするとついついもう一つと手が伸びそうです。
- 信州地方全般で食べられる料理ですが味付けは家ごとに違うとも言われています。味噌がメジャーですが醤油で味付けする家もあるようですね。