ラーメン、お寿司、カレー、味噌汁、焼肉、かつ丼・牛丼……
とあるサイトで見かけたむしょうに食べたくなるものランキングです。
いや、そんなのどこの街にでも食べられるお店があるだろうし普通に食べれば良いじゃんというなかれ。
このアンケートは長く海外で生活している人を対象にしたものなのです。
日本に住んでいた頃は当たり前すぎてそのありがたみが分からなかった料理ってのは確かにありそうですね。
たとえば明日、海外に出立して帰国は10年後だとしたら──
「今夜は何を食べる?」
なんて訊かれてもめっちゃ迷いそう。
逆に10年ぶりに日本の地に降り立ったら──
真っ先に何を食べに行くかなぁ。
海外で長く暮らすなら持っていった方が良い保存食なんて情報もネットではちらほら見かけますしそれだけ現地では手に入らないものがあるのでしょう。
こと食べ物に関しては海外生活のスタートは今生の別れ的な悲壮感を覚えますね。
けど、少しずつではあるけれど海外の食糧事情も変わってきているらしい。
醤油などの調味料もわりと普通にスーパーで売られていたりするらしいし、なんならAmazonでお取り寄せもできちゃいます。
ラーメン屋も現地オリジナルのお店だけでなく日本から出店してきているお店も増えているらしいので食べようと思えば食べられる模様(但しお値段はびっくりするくらい高いそうな)。
数十年前に比べれば日本食も恋焦がれるほどのものでもなくなって来ているのかしらんと思うのですがそれでも中には食べられないもの、手に入らないものもあります。
その一つが生食できる卵。
それを使った卵かけご飯じゃないかな。
香港や台湾では日本から輸入された卵が手に入るらしいし最近ではイギリスでも政府に認可された生食OKの卵が出回ったなんてニュースを目にしました。
けど、まだまだ欧米では生卵=危険という考えが主流な模様(いや、そこまで危険じゃないんだよという意見もありますが)。
卵かけご飯が大好きなのでぜひ海外でも手軽に生卵が食べられるようになったら良いななんて夢想しつつ、もしそんな卵が手に入ったら卵かけご飯だけでなく例えばこんな洋風な料理も作ってみたいかなと思う次第です。
【材料】(1人分)
-調理時間:8分-
- スパゲティ:100g
- 卵:1個
- 刻み海苔:適宜
- 炒り胡麻:適宜
[調味料パート]
- 蕎麦の返しなければめんつゆ:大匙1
- 鶏がらスープの素:小匙1/2
- マヨネーズ:6g(大匙1/2)
[茹で汁パート]
- 水:600g(カップ3)
- 塩:7g
【作り方】
- [茹で汁パート]を鍋に合わせてひと煮立ちさせます。これにスパゲティを入れて規定時間-1分茹でます。
- 1.をやっている間に卵を卵黄、卵白に分け卵白を金属製の小ぶりのボウルに入れます。これに[調味料パート]を加えてよく混ぜます。ある程度混ざったら湯煎にかけてしっかり混ぜます。
- スパゲティが茹で上がったらざるに揚げて湯を切り2.のボウルに加えてよく和えます。これをお皿に盛って中央をくぼませ卵黄をトッピングします。刻み海苔、炒り胡麻を散らせばできあがり。
【一口メモ】
- 卵かけご飯のご飯をパスタにしたら……という発想で作ってみました。熱々のパスタで卵の風味が一段濃厚になって旨し。
- [調味料パート]がパスタソースの役割を担っているのですが常温ではパスタが一気に冷めてしまうので湯煎にかけています。卵白が固まらないよう乳化剤としてマヨネーズを使いました。
- パスタの代わりにうどんで作ると変わり種の釜たまうどんになります。それもおススメですよ。