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パスタ

ツナとごぼうの和風パスタ

「体に悪いものほど美味しいねん」

僕の知人がたびたび口にする至言です。

数学チックな言い方をするとこの命題は「逆は真ならず」となります。

つまり「美味しいものの全てが体に悪いわけではない。美味しいものの中にも体に良いものもある」と言えます。

なら、美味しくて体に良いものだけ食べていれば良いはずなのですがなぜか──体が「体に悪いもの」を欲しがるんですよね。

美味しいけれど体に悪いものの誘惑にどうしようもなく僕らの体は惹かれてしまうみたいです。

たとえば夜中に家族が寝静まった頃、こっそりキッチンに侵入して作るカップラーメンはなんであんなに美味しいのでしょう。

俗にジャンクフードと呼ばれる高カロリー、高脂質、高塩分の食べ物は「体に悪いけど美味しいもの」の代表選手のように言われます。

体に悪いのにあれだけ人気があるのはあの悪魔的な魅力に僕らの体は容易に屈するようにできているのでしょうw

僕はジャンクフードを含めて「体に悪いものほど美味しいねん」という意見にはわりと肯定的です。

要はバランスの問題。

毎日毎日ポテトチップスばかり食べて暮らしていたらそりゃ体に良いわけないし、あっという間に太っちゃいます。

けど、しつけの厳しいお母さんみたいに「ジャンクフードなんてもってのほか。もっと体に良いものを食べなさい」なんて自分を縛って「美味しくても体に悪いもの」を完全に断っちゃったらそれはそれで人生楽しくないじゃないですか。

それにダイエットと同じでそういう生活はえてしてリバウンドが来てある日突然、ジャンクフードまみれの食生活にハマることもあるようですよ。

なので何事もほどほどにあまり徹底的過ぎない方が良いんじゃないかなというのが僕のゆる~い持論です。

ということでたまにはツナ缶を漬け込んでいた油ごと使ってこんなランチを食べることだってあります。

それでも繊維質の多いごぼうを合わせているので──「ジャンクだけどヘルシーじゃん」……、なんて自分に言い訳するあたりやっぱちょっとは後ろめたいのかな(笑)

【材料】(1人分) 

調理時間:15分-

  • スパゲティ:100~120g
  • ごぼう:3cm
  • ツナ缶:1缶
  • えのき茸:1/4房
  • オリーブオイル:4g(小匙1)
  • ポン酢醤油:6g(小匙1)
  • スパゲティのゆで汁:お玉1杯分
  • パプリカ:少々
  • ドライパセリ:少々

[ゆで汁パート]

  • 水:600g(カップ3)
  • 塩:7g(小匙1強)

【作り方】

  1. ごぼうをささがきにして5分間、水(分量外)に晒し、アクを抜きます。えのきは小房に分けます。
  2. [ゆで汁パート]を鍋に入れて沸かし始めます。並行してフライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけごぼうとえのき茸を加えて1分炒めます。ポン酢を加えてえのき茸がしんなりしたら火を止めます。
  3. [ゆで汁パート]が沸騰したらスパゲティを加えてパッケージに記載の時間-1分茹でます。茹で時間が半分経過したらツナを煮汁ごと2.のフライパンに加えて中火にかけます。さっと炒めてスパゲティのゆで汁を加えパスタの茹で上がりまで火にかけて煮詰めます。
  4. パスタが茹で上がったらざるに揚げて湯を切り3.のフライパンに加えます。中火にかけながらトングでよく和えればできあがり。お皿に盛ってパプリカ、ドライパセリを振って頂きます。

【一口メモ】

  • 油漬けのツナ缶の油を調味料として使っているところがポイントです。ツナ缶の漬け汁って上手に調整されていてめちゃ旨いのだ。それと真逆の風味のポン酢のさっぱり感とは不思議なくらい良く合います。
  • 具材の主軸はツナとごぼうです。エノキは冷蔵庫にありものの材料を追い足した感じで必須ではありません。手持ちの在庫と相談しながらお好みの食材を加えてみてください。
  • わりとジャンクフード寄りの料理だと思いますがたまにはこういったものを食べて息抜きすることも大事。ダイエットは明日から本気出すと心に言い聞かせてモリモリ食べましょう。

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