もしもマクドナルドのメニューがハンバーガー一択だったら?
(数秒の間)……、……。
「あ、さーせん」
と言ってそそくさと店を出てしまうかも。
もしも31のアイスクリームがチョコミント一択だったら? ……。
いやチョコミントは2022年のフレーバー総選挙で堂々の一位を獲得した人気商品ではありますよ。
けど、選択肢がないというのはどうも……ねぇ。
余談ですが31アイスクリームの名前の由来は「一カ月(=31日)毎日違うフレーバーのアイスクリームが食べられるお店」にちなむそうでバラエティー豊かなフレーバーがウリなのです。
もしもCoco壱で……以下略。
今やどこのファストフードショップでもメニューが多彩であることは当たり前。
「うちは創業以来この料理一本でやってきたんでぇ。気に入らないやつは帰れ」
なんて頑固な商売をやっているお店の方が珍しい気がします。
というかあるのかな。
かつては「牛丼一筋80年」とCMソングで歌っていた吉野家ですら牛すき丼、ヤンニョムから揚げ丼、ねぎ塩豚丼、チーズ豚丼、キムチ豚丼などなど料理の国籍をいぶかしみたくなるような多彩っぷりです。
ま、いくら吉野家の牛丼が好きな人でも毎日牛丼だと飽きる。
それ以外にもいろいろなテイストや料理があって選択肢が多彩というのはリピーターを増やす良い戦略なのでしょう。
こういったファストフードのメニューの多様化は食べる側である僕らにも意識変革をもたらした気がします。
「牛丼とはこういうもの」
という固定観念を破ってトマトを載せる、チーズを載せる、洋食のような味付けにする、韓流のテイストにするなどなどより自由な発想の丼を当たり前のように受け入れられるようになってきたんじゃないかな。
ならば家で作る丼も同じこと。
かつ丼ひとつとってもいつもいつもトンカツを鰹出汁で煮て卵でとじてご飯に載せるだけではつまらない。
たまにはガラッとテイストを変えるとランチタイムがぐぐっと楽しくなると思うのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:7分-
- ご飯:1膳分
- トンカツ:1枚
- 大葉:1枚
- 大根:3cm
[タレパート]
- すりごま:大匙1
- ポン酢:30g(大匙2)
【作り方】
- トンカツをオーブントースターの中温(温度設定ができる機種なら160度)で5分焼きます。これをまな板に移して食べやすい大きさに切ります。 ※トンカツは電子レンジで温めると衣がふにゃっとなっちゃいます。オーブントースターで焼くことで衣がサクサクになるのです。
- 大根をかつらに剥いておろし金でおろします。できた大根おろしをざるに載せて軽く手で絞って水気を切ります。大葉は1mm幅の千切りにします。[タレパート]を合わせてよく混ぜておきます。
- 丼にご飯をよそいトンカツを載せます。その上に大根おろしを敷き詰めるように盛り[タレパート]を回しがけます。仕上げに大葉をトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- めっちゃさっぱり風味のかつ丼になりました。ハンバーグの大根おろしを使った和風ソースと似た発想かな。
- ポイントは大根おろしをたっぷり作って水気をしっかり目に切ること。あと[タレパート]もソースにしてはちょっと多めの量にしています。トンカツだけでなくご飯にも適度に沁みて美味しいのだ。
- お好みでいりごまを散らすと更に胡麻風味がアップします。[タレパート]に豆板醤か一味唐辛子を加えてピリ辛にしても楽しいですよ。