2020年の冬アニメに「理系が恋に落ちたので証明してみた。」という作品がありました(長いタイトルだなw)。
ざっくりいうと大学の理工学系研究室に在籍しているどう見ても相思相愛な男女が持ち前の理系脳ゆえ「相手のことが好きかどうかを憶測で断定するのは理系のすることではない」とか言って「好き」という感情を数理的に証明しようと馬鹿馬鹿しい奮闘を繰り広げるラブコメディです。
話が進んでいよいよ二人は「デートをすれば好きを証明する糸口が掴めるかもしれない」という結論に至って長大な秒刻みのデート計画を立案。
それに基づいてデートを敢行します(周囲からは「何やってんだこのバカップル」てな目で見られているのですがw)。
そのデートの最中、喫茶店の払いを任せて先に店を出たヒロインがチャラ男にナンパされる一幕があります。
いきなりノートPCを広げてナンパを拒否する理由をプレゼンし始めるヒロインもたいがいなのですがそれでも
「一目ぼれなんだ」
と食い下がるチャラ男の背後から
「お前はその女が好きなのか」
というどすの利いた声が響きます。
振り返れば負のオーラをまとって立っている主人公。
「ならばその女を好きになった理由を説明してみろ」
と言い募る主人公に
「人を好きになるのに理由なんていらないだろ」
とナンパっぽい決めゼリフをチャラ男は返します。
「要るに決まっているだろうが。これだけ膨大なデータを収集して検証してなお俺がこの女を好きかどうか断定できないのにお前ごときが好きを語るな」
怒涛の如く言い返しながらカバンから大量の資料を引っ張り出してまき散らす主人公に爆笑しちゃいました。
「(人を好きになるのには理由が)要るに決まっているだろ」
というのはけだし名言だと思います。
世の中には「なんでそうなった」という事物に対して明確な理由が説明できないもの、ことが往々にしてあります。
「いや、深く考えてなかったし」
「面白いかなと思って」
「ただなんとなく」
みたいな曖昧な答えが返ってきたら
「理由が要るに決まっているだろうが」
って返してみたくなっちゃったな。
おかずとして作ろうとしていた肉じゃがを卵とじにしてご飯にかけて丼物にしちゃいました。
「なんでそうなった」
って人に訊かれたらたぶん僕は
「いや、なんとなく。面白いかなと思って」
くらいの返ししかできないや。
そのうち誰かになんでそうなったのか理由を訊かれた時のためにもっともらしい答えを用意しておこうかなw
【材料】(1人前)
-調理時間:18分-
- ご飯:1膳分
- 牛肉こま切れ(または豚こま切れ):80~100g
- 玉ねぎ:1/4個
- じゃがいも:1個
- 人参:3mm厚のスライス2~3枚
- じゃがいも:1個
- サラダ油:4g(小匙1)
- 水:80g
- 卵:1個
[煮汁パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
[仕上げパート]
- 味噌:6g(小匙1)
- オイスターソース:6g(小匙1)
【作り方】
- 牛肉は食べやすい大きさに切ります。じゃがいもは皮を剥いて7mm角の細切りにします(マクドナルドのポテトのサイズ。シューストリングと呼ばれる切り方です)。玉ねぎと人参は細切りにします。
- 小鍋にサラダ油を入れて中火にかけます。これに牛肉と玉ねぎを入れて炒めます。肉の色が変わり始めたら[煮汁パート]を加えて1分炒めます。更にじゃがいも、人参を加えて2分炒めます。
- 2.に水80gを加えてひと煮立ちさせます。アクを取って蓋をし7分煮ます。待っている間に卵を盛り付ける丼に割り入れよく溶いておきます。 ※別の器ではなく盛り付ける丼で卵を溶くことで1滴残さず食べることができるのでおススメです。
- 3.の蓋を取り[仕上げパート]を加えてざっくり混ぜます。これに卵を流しいれ30秒煮ます。蓋をして火を止め30秒蒸らします。
- 丼にご飯を盛りつけ4.をかければできあがり。
【一口メモ】
- 肉じゃがの甘辛い煮汁はおかずにしようがトッピングにしようが白いご飯にバッチリ合います。お肉だけでなくじゃがいもも使っているので腹持ちがとっても良い丼物ですよ。
- 思い付きで作った料理ですがよく考えるとこれってジャガイモ入りの他人丼(鶏以外の肉と卵を使った丼)だなと気づきました。オリジナリティがあるようで根っこは既成の料理の上に成り立っていたなぁ。
- じゃがいもは通常の肉じゃがのように賽の目切りにしてごろごろ転がせると丼の具材としてはちょっと障るのでシューストリングサイズ(マクドナルドのポテトの太さ)の細切りにしました。