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雑炊・粥・リゾット・ドリア

鮭の中華リゾット

僕は学生時代、男声合唱団に所属しておりまして卒業までわりと音楽漬けの生活をしておりました。

で、社会人になってそんな音楽ライフとも無縁になる……はずだったのですが。

学生時代の先輩に勧誘されて社会人の混声合唱団に入っちゃったんですよね。

爾来、横浜に転勤するまでの二十余年、またまた音楽三昧の生活をすることになりました。

僕が入団した当初の合唱団は団員五十人越えの大所帯。

平均年齢が二十台ということもあってなかなか活気にあふれておりました。

毎日曜の夜に練習があったのですが練習が終わった後に連れ立って晩御飯を食べに行くのが通例になっていました。

行く先は決まってファミレス。

1988年、昭和が終わろうとするその時代、ファミレスはバブル景気の勢いに乗ってその隆盛を極めようとしている頃でもあったのです。

喫茶店のメニューとは段違いに豊富。

それでいてデパートの食堂ほど肩ひじ張らないカジュアルさ、オシャレさ。

何より夜遅く、なんなら24時間営業の便利さ。

当時のファミレスは時代の先端を行くイケてる飲食店だったのです。

特に洋食に力を入れているお店が多くて、それまで外食で口にするにはハードルが高かったステーキや本格的なハンバーグなどを手軽に食べられるのも魅力のひとつでした。

それだけでなくドリアだのリゾットだのあまり聞いたことのない洋食もメニューに並んでいてなんかおしゃれなご飯ものじゃんとか思いながら好んで注文していましたね。

当時このレシピのようなメニューがあったかどうか記憶にはありませんが、案外ちょっと攻めてるファミレスなら洋食の中華アレンジということで全然あっても不思議はない気がします。

【材料】(1人分) 

調理時間:15分-

  • ご飯:1膳分
  • 塩鮭:ひと切れ
  • 青梗菜:数枚
  • 粗挽きブラックペッパー:少々
  • (お好みで)ポン酢:少々

[スープパート]

  • 水:200g(カップ1)
  • 酒:15g(大匙1)
  • 鶏ガラスープの素:小匙1/2
  • 生姜千切り:スライス1枚分

[青梗菜の味付けパート]

  • 酒:10g(小匙2)
  • 鶏ガラスープの素:ひとつまみ
  • ホワイトペッパー:少々
  • ごま油:2g(小匙1/2)

【作り方】

  1. 塩鮭は魚焼きのグリルでこんがり焼きます。皮を外して粗く身をほぐします。皮はフライパンかオーブントースターでカリカリに焼いて数等分します。
  2. 1.と並行して青梗菜を耐熱容器に並べて[青梗菜の味付けパート]をまぶしてラップをかけます(2、3か所串で穴を開けます)。これを電子レンジの500ワットで1分半チンします。
  3. 小鍋に[スープパート]を入れて中火にかけひと煮立ちさせます。これにご飯、1.の鮭の身を加えて中火で3分煮ます。これを深皿によそい鮭の皮、青梗菜をトッピングして粗挽きブラックペッパーを振ればできあがり。

【一口メモ】

  • もっちりした食感でリゾットというよりまんま中華粥みたいです。けど病人食的な味ではなく塩鮭の程よい塩辛さがアクセントになってめちゃ旨いですよ。
  • 青梗菜はお手軽にレンチンしていますができればきちんとごま油で炒めてください。より本格派な中華リゾットになります。
  • 実は誤って軟飯に炊いてしまったご飯があったのでこれを作ったのですがこんな風に調理すると全く違和感なく美味しくいただけました。逆に冷ご飯を使っても美味しく作れます。その場合は工程3.の煮込み時間を5分にしてください。

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