目先を変える──というのは料理アレンジの一大ジャンルだと思います。
あんかけにする──というのもその一大分野じゃあないでしょうか。
中華丼、天津飯、あんかけうどん、蕎麦など当たり前だと思っていた料理が見たことがない料理に変身。
けどよく考えたら使われている技法はよく知っている調理法だったという好例だと思います。
ちなみに中華丼は昭和一桁の頃には既にあったようで古川緑波の日記にも登場したりします。
結構歴史があるんですね。
会議が長引いて残業。
テレワークとは言えちょっと料理をするのが億劫でぱぱっとこんなあんかけ料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 厚揚げ:1丁
- 刻みネギ:少々
[あんかけパート]
- 水:150g
- 中華スープの素:3g
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 酒:15g(大匙1)
- 三温糖:6g(小匙2)
- おろし生姜:ひとかけ分
- ブラックペッパー:少々
- 五香粉:少々
- 水溶き片栗粉:9g分
【作り方】
- 厚揚げはオーブントースターで軽く焼き色が付くまで炙り焼きます。これを1.5cm角のさいの目に切ります。
- 1.をやっている間に[あんかけパート]の水溶き片栗粉以外を小鍋に入れて中火にかけひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
- 1.を深皿に盛り付け2.をたっぷりかけます。刻みネギを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- あんかけは天津飯風の味付けにしてみました。けっこう病みつきになる味です。
- あんにありあわせの野菜や茸を細かく刻んで加えると料理がぐんとゴージャスになります。
- 厚揚げを豆腐やこんにゃくに置き換えても楽しいですよ。焼き魚なんてのもありですね。