『風邪をひいたときには××を食べる』というのは世界中どこの国に行ってもある風習のようです。
その多くは「消化が良くて胃に優しい」だとか「栄養価が高い」だとか理にかなった理由があると思うのですが、太平洋を挟んでお隣のアメリカ合衆国の定番・風邪ひき料理はこれ。
「チキン・スープ」
とはいえこのスープ、骨付きのモモで出汁を取って、野菜をいろいろ煮込んでとなかなか手間がかかるのです。
とある年の瀬のこと。体調がよろしくなくて、「チキンスープでも作るべ」とか思ったのですが、あまりのめんどくささに挫折しました。
とても、単身赴任、独り暮らしの病人が作る料理じゃないっす。
そもそも、鶏肉を買ってこないと作れないし。
ということで、気分だけでもチキンスープにして元気になってもらおうと思い、インスタントのチキンコンソメ(キューブタイプ)を使ったこんなスープを作ってみました。
うむ、これはこれで体に良いんじゃないでしょうか?
【材料】(2人分)
-調理時間:15分-
- ベーコン:1枚
- ありあわせの野菜:今日はキャベツ、人参、じゃがいも、椎茸、玉ねぎ
- 生姜:ひとかけ
- バター:6g(大匙1/2)
- 牛乳:200g(1カップ)
- 水:150g(150cc)
- チキンコンソメ(キューブ):1個
- 粉チーズ:少々
【作り方】
- 野菜は食べやすい大きさに切ります。ベーコンは小口切りにします。
- 小鍋にバターを入れて中火にかけ融けたらベーコンを加えてさっと炒めます。更に野菜を加えて3分ほど野菜が柔らかくなるまで炒めます。
- 2.に牛乳、水、チキンコンソメを加えてひと煮立ちさせます(吹きこぼれ注意)。煮立つまでに生姜をおろして加えます。
- 3.を弱火にして、粉チーズを振り10分煮込めばできあがり。
【一口メモ】
- 美味しいっすよ。生姜の風味が利いてポカポカ温まります。インスタント感覚で手軽に作れるところもGOOD。
- 野菜は少量ずつでもいいのでできるだけ多種類使いましょう。あと、煮込む前に炒めておくと甘みが増して美味しいです。
- チキンコンソメの規定量は1個に対して水300g(1.5カップ)なのでこのレシピで十分な水分のはずですがちょっと味が濃い目でした。病み上がりには水を200gにした方が良いかもしれません。