「わたし、夏場の主食はかき氷だから」
なんてことをいう友人が学生時代おりました。
でホントに彼女は夏になると三食かき氷生活をやっていたんですね。
1980年代の話ですから今に比べれば夏の暑さも可愛らしいもの。
今頃、彼女はどうやって夏を過ごしているのかなw
かき氷、アイスクリーム、ゼリー、わらび餅、ところてん……
この友人の生活はちょっと極端ですが暑い季節になると冷たいお菓子が何よりのごちそうになるのは人情というもの。
それはお菓子に限ったことでなくおかずでも同じことです。
暑さがまだ収まらない夕飯時、冷蔵庫からよく冷えた冷菜のお皿が出てくるとなんだか見ているだけでうれしくなります。
よそってもらったスープを口に入れたら──
冷たい! それだけで「ほぅ」とため息が出ちゃいそうです。
冷菜や冷製スープの利点は他にもあって香りがよく立つところ。
熱々だとあまり感じない野菜本来の香りが堪能できるところです。
特にこのスープで使っている大葉のように香味野菜を使ったスープは冷製でこそその真価が発揮されるんじゃないかなとしみじみ思います。
【材料】(1人分)
-調理時間:4分(冷蔵庫で冷やす時間は含めていません)-
- トマト缶(ダイスカット):100g
- 大葉:5~6枚
- 水:200g(カップ1)
- 塩:2g(小匙1/3)
- コンソメスープの素(顆粒):2g
【作り方】
- 大葉は千切りにしておきます。
- ボウルに大葉以外の材料を合わせてよく混ぜます(泡立て器を使うと効率的です)。
- 2.を深皿に盛り付け大葉を浸します。これを冷蔵庫で冷やして戴きます。
【一口メモ】
- 大葉の香りが涼味を一段深くしてくれているような気がします。トマトの酸味とも相まって暑い夏の日盛りにはありがたい一杯ですね。
- 材料を合わせて冷蔵庫で冷やすだけ。火を使わないのでとってもお手軽ですよ。こういう時、水にさっと溶けてくれる顆粒のコンソメの素は便利だな。
- 洋風の作りなので香草は王道ならばパクチー一択な気がしますがあれは好き嫌いが分かれるので(ちなみに僕は好き)万人受けする大葉にしてみました。