味噌汁の具で好きなものは? なんてランキングをしたら何がトップを取るだろう? ふと、そんな考えが頭をよぎったのでぐぐってみました。
例えば日本味噌株式会社が5000人に取ったアンケートの結果は……
1位:豆腐、2位:わかめ、3位:油揚げ って、順当過ぎて面白みに欠けるなぁ。
ちなみに僕のイチオシは「じゃがいも」。
このアンケートでは5位でした。
推しの子が上位にランクインすると嬉しい♪
という話は置いておいて、僕が知りたかったのは認知度は低いけど実は世界で一番美味しい味噌汁の具──みたいなやつだったのです。
僕自身が見知った中で一番変わってる! と思えた具はトマトかな。
その話をすると概ね変な顔をされるのですがそれは食わず嫌いというもの。
作ってみると案外普通に美味しいのです。
酸味が利いているのがなんか新鮮。
ちなみにトマトはおでんの具にしても美味しいですよ。
これも変な顔をされそうですが関西ではこれを出している専門店もたくさんあります。
関東ではちょっとめずらしいかな。
過日、久しぶりにインスタントじゃないちゃんとした味噌汁が飲みたくて具材を何にするか迷ったのでネットサーフィン(今日日この言葉も聞かなくなったな)。
魅惑的なワードに遭遇しました。
にら玉の味噌汁──。
にらと卵を炒めた「にら玉」は僕の大好物ですが、そうか汁物にするという手もあったか。
ちょうど、にらの買い置きが野菜室にあったので物は試し。
さっそく挑戦してみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- にら:半束
- 卵:1個
- ごま油:4g(小匙1)
- 水:500g(2.5カップ)
- (お好みの)味噌:40g(大匙2強)
- いりこ:10本
- 昆布:2cm角
【作り方】
- 昆布に細かくひだを入れます。鍋に水と昆布を合わせて30分。できれば1時間置きます。
- 1.をやっている間ににらを5mmくらいのざく切りにし、ごま油を入れたフライパンに合わせて中火でしんなりするまで炒めておきます。卵はよく溶いておきます。いりこは頭とワタを取ってフライパンで空煎りしておきます。
- 1.の鍋を中火にかけます。煮立つ寸前に昆布を抜き代わりに炒り子を入れて煮立たせないよう火を加減して蓋をせずに5分煮出します。終わったら煮汁を濾します。
- 3.ににらと味噌を入れ煮立たせないよう火を加減しながら味噌が溶けるまで煮ます。これに卵を3回くらいに分けて加え半熟加減になったら火を止めてできあがり。(余熱で卵は良い感じに火が通ります)
【一口メモ】
- にらを使っているのでちょっとクセのある風味の汁物です。個性的な味ではありますが僕は好きかな。ごま油ともよくマッチしています。
- 美味しく作るコツは2つ。昆布といりこなどの煮干しでクセの強い出汁を挽くこと。カツオ出汁では洗練され過ぎていてにらの個性に負けちゃうのです。もう一つは卵に火を入れすぎないこと汁物の具材なのでつるりと喉を通るのが身上、硬くなると食感が悪くなります。
- 昆布やいりこは醤油、酒、砂糖を絡めながら炒めれば佃煮になりますよ。仕上げに粉山椒を振ってください。