マメに料理をするからでしょうか?
意外がられるのですが、僕は結構インスタントラーメンが好きです。
大昔、袋入りラーメンが登場した頃はご馳走というイメージがあったはずのインスタントラーメンは80年代頃から、「お金がない学生がお腹を満たすためだけの食糧」くらいに格下げになり、未だに食卓で正当な地位復権ができていない気がするんですよね。
日清のチキンラーメンなど恐らく20世紀最大の発明品だと僕は思っています。
飢餓が叫ばれる地域に物資として投入すればお湯を沸かすだけで食べられて結構栄養価も高い。
しかも、非常にコンパクトなサイズで大量搬送にも便利。
多くの人を飢餓から救済する画期的な食料としてもっともっと評価されるべきです。
って、何の話がしたかったかというと、そういったインスタント麺の復権を願って(?)、インスタント麺の再現レシピを作ってみましたということが言いたかったのです。
有名ラーメン店の味を家庭で楽しめるカップ麺があるならば、カップ麺をわざわざまともに作ってみるレシピがあったって良いじゃないかというわけです。
今回のターゲットは日清どん兵衛『豚ねぎそば 液体つゆ仕上げ』どん兵衛のシリーズは結構好きでよく食べていましたけど、ここ何年かはご無沙汰。
こんなバージョンが出ていたとはとんと知りませなんだ。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 蕎麦:1束
- 豚こま:50g
- 白ネギ:15cm(白い所と緑の所を半々)
- 生姜:スライス1枚
- 揚げ玉:適宜
- 七味:少々
- カツオだし汁:300g(1.5カップ)
- 蕎麦の返し:大匙2:なければ麺つゆ水1.5カップ分
【作り方】
- そばを茹でる湯を沸かします。
- 1.をやっている間に豚肉は食べやすい大きさに切ります。白ネギは1cmくらいの小口切りにします。生姜は針生姜にします。
- 1.をやっている間に鰹節で出汁を引き丼に取っておきます。
- そばを茹で始めます。
- 4.をやっている間に小鍋に豚肉、ネギ、生姜を入れて中火にかけ肉の色が変わるまで炒めます。
- 5.にそばの返し(または麺つゆ)を加えて絡ませながら煎り付けます。これにだし汁を加えてひと煮立ちさせ、アクを取ります。
- 茹で上がったそばをざるに揚げ冷水で〆ます。
- 丼にそばを入れ、6.を注いで揚げ玉を加えて七味を振ればできあがり。
【一口メモ】
- 日清どん兵衛シリーズの「豚ねぎそば」の再現レシピです。わりとリアルにできたと自画自賛しているのですが、如何でしょう^^
- 美味しい。結構満足のいく味になりました。って、普通にそばを作っただけな気もするけど……達成感が違います(キリっ)。
- やたら手順が多くて面倒なように見えてしまいますが、たかだか10分の作業なのでたいしたことはありません。
- 再現するにあたって拘った個所は、本家のどん兵衛が最後に液体つゆを加える工程になっていたので出汁と麺つゆを分離して先に具材に煎り付けてみました。この方がよく味が染みて美味しいです。
- あと、豚肉から出る出汁だけにしようかと思ったのですが、どん兵衛の成分表を見ると魚介エキスとあったのでかつお出汁を引きました。
- 逆に生姜はオリジナルです。冬場は温まりますよ。あと、肉と揚げ玉の多さはオリジナルならではの贅沢(?)ですね。
- 再現レシピに拘ったので揚げ玉にしていますが、自分の好みでは刻みのうす揚げを入れたいところかな。