実は肉うどんには特別な(?)想い出がありまして今でも時々懐かしくなって作ってしまいます。
あれは阪神大震災の年の3月だったと思うのですが、松阪のとあるシステム導入プロジェクトに参画していて、松阪に長逗留しておりました。
その際、近鉄かJRか忘れたのですが、松阪駅にある立ち喰いうどん屋さんでこんなメニューを見付けたのです。
《松阪 肉うどん》
わかりますでしょうか?
松阪という字と肉うどんという字の間にこころもち、それこそ半角スペースくらいの隙間が空いているのです。
この隙間に店主の方の逡巡と苦悩を感じ涙を禁じ得ませんでした^^;
くっつけてしまったら、『松阪肉のうどん』と解釈されるかもしれない。
でも、完全に離したくはない。
熟慮の結果、この半角スペースが生まれた気がします(さすがに確認しませんでしたけど)。
ただ、ここの肉うどん、もちろん松阪牛ではありませんでしたが(これも確認していないので定かではありません。まさか...があるんでしょうか?)
結構、ボリュームがあって美味しかったです。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- うどん:1玉
- 牛こま:50g
- 刻み葱:適宜
[出汁パート]
- だし汁:300g(1.5カップ)
- めんつゆ:水1.5カップ分
[お肉の味付けパート]
- 濃口醤油:12g(小匙2)
- 味醂:6g(小匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- おうどんをパッケージの記述に従って茹でます。
- 1.をやっている間にめんつゆとだし汁を合わせて出汁を作っておきます。丼に熱湯を入れて温めておきます。
- フライパンにサラダ油少々(分量外)と牛こまを入れて中火にかけ色が八分通り変わるまで炒めます。これに[お肉の味付けパート]を加えて弱火にし水気がなくなるまで炒り付けます。
- 茹で上がったうどんは冷水で〆ます。丼に沸騰させた出汁を張り、うどんを加え、上に3.の肉を載せて刻み葱を散らせばできあがり。
【一口メモ】
- たとえ安い牛こまであったとしても、なんだかとても贅沢な気分になれる一杯です。
- 具材は他にも蒲鉾や揚げなど考えられますが自分的にはすっきりと牛オンリーにする方が好きかも。