約8年間にわたる横浜での単身赴任暮らしを終えて2021年、久しぶりに関西に戻ってきたばかりの頃。
大学に通うために京都で下宿暮らしをしている次女に連絡を取って「晩飯でも食べようか」という話になりました。
実の娘とは言え現役女子大生とのデート(笑)というのは何だかちょっとワクワクします。
「何が食べたいものはある?」と尋ねると「肉」と即答。
そういやこやつはリアル肉食系女子だった。
で、重ねて質問。
「肉と言ってもいろいろあるやん。
焼き肉とか、
ステーキハウスとか、
鉄板焼きとか、
バーベキューとか、
牛鍋やらすき焼き屋とか、
グルメバーガーとか、
あるいは変化球で肉寿司なんかがウリのイタリアンバルとかはどう?」
ま、牛丼屋やファストフードのハンバーガーショップは論外として女子大生と肉食デートをするのにふさわしいデートコースのアイデアくらい僕だっていくつか持ち合わせています。
が、秒で返ってきた答えは「焼き肉」。
どうやら彼女、というか彼女たちの世代にとって「肉を食べる」といえば焼き肉一択らしい。
そういう意味では僕ら昭和世代のおっさんが子供の頃はそれほど焼き肉の文化が身近に定着していなかったので外食または中食したい肉料理と言っても鶏のから揚げやらトンカツやらステーキなど選択肢の幅は21世紀生まれの娘よりも広いのかもしれませんね。
なので娘に「肉肉しい焼きそば作ってやろうか」なんて訊ねたらこんな焼きそばが食べたいなんて返事が返ってきそうな気がしてきました。
【材料】(1人分)
-調理時間:18分-
- 焼きそば:1玉
- 牛バラスライス:100g
- 玉ねぎ:1/4個
- ピーマン:半個
- にんにく:ひとかけ
- (あれば)大葉:1枚
- 白ごま:適宜
- ごま油:6g(大匙1/2)
- 辣油:適宜
[肉の下味パート]
- 酒:15g(大匙1)
- 塩、ブラックペッパー:少々
[タレパート]
- 焼肉のタレ:18g(大匙1)
- 濃口?油:6g(小匙1)
[辛味パート]
- コチジャン:6g(小匙1)
- 豆板醤:6g(小匙1)
【作り方】
- 牛肉は食べやすい大きさに切って[肉の下味パート]をまぶして10分置きます。玉ねぎ、ピーマンは細切りにします。にんにくはみじん切りにします。大葉は千切りにします。焼きそばは耐熱皿に入れて電子レンジの500ワットで1分チンします。
- 中華鍋かフライパンにごま油の半量と[辛味パート]、にんにくを入れて中火にかけます。香りが立ってきたら牛肉、玉ねぎ、ピーマンを加えて肉の色が変わるまで焼きます。これを一旦皿に取ります。
- 2.の中華鍋にごま油の残りを入れて中火にかけます。これに焼きそばを入れていじらずに1分焼きます。ひっくり返して更に30秒焼きます。これに2.を戻して[タレパート]を加えて絡めながら水気がなくなるまで炒めます。
- 3.を皿に盛り大葉をトッピングして白ごまを散らしラー油を振りかければできあがり。
【一口メモ】
- ごま油の風味が肉を食べている実感をマシマシにしてくれます。[辛味パート]と辣油のピリ辛加減も良い感じ。
- 肉の部位は焼肉に使えるものなら何でもあり。豚肉でもOKですので冷蔵庫の在庫と相談してください。
- 少しさっぱり感が味わいたいという方は[タレパート]の濃口醤油をポン酢醤油にしてみてください。その場合はバターを少し加えて風味を強化するのがおススメです。
- 肉食系の皿ではありますが定番の青のりや鰹節をかけるのもありですよ。