去年、出張で品川に行ってきました。
たぶんこれがサラリーマン生活最後の出張になるなぁと思うといろいろ感慨深い。
僕が初めて出張に行ったのは入社した年の7月。
行った先は和歌山でした。
その翌月には富山にも行きましたっけ。
配属したての新入社員を単独で行かせるんですから今思うとけっこうスパルタというか無謀だったなw
それから……伯方島、大分、鹿島、清水などなど脈絡もなく西へ東へ。
長い時は半年以上行きっぱなしでホテル生活をしていたこともありました。
なんか寅さんみたいなサラリーマンだったな。
とまれ、最後の出張は品川で宿は大崎に取りました。
大崎という地名は関西人には耳馴染みがないかもですが山手線で品川の隣の駅です。関東の人が塚本ってどこ? っていうのに似てるかも(あ、東海道線で大阪駅の隣駅です)。
出張に行って悩ましいのはやはり三度の食事。
とはいえ、お昼はコンピュータ作業の真っ最中なことが多いので手近で済ませますし、夜は飲みに行くのがお約束なのでこれまた店が限定的になって、さほど迷いません。
問題は朝ごはん。
初日はバーガーキングのモーニングにしたのですが2日目はいささか二日酔い気味で肉類はちょっと重たい気分。
億劫な足つきで大崎駅界隈をうろうろしていて見つけたのが──「親父の製麺所」という、うどん屋さんでした。
普段なら
「朝からうどんってどうよ」
とスルーしちゃうのですが『本場さぬきうどん』という看板にふらふらと吸い寄せられてしまいました。
しかも開店直前の店の前には行列までできている。
これってもしかしてめっちゃ人気店だったりして。
あいにくの小雨模様でそれ以上歩くのも面倒だったこともあってつい行列に並んでしまいました。
ほどなく開店。
丁度、香川県と瀬戸内産の食材を使用した「さぬきフェア」なる期間限定メニューをやっていたので「瀬戸内ぶっかけ」というのを頼んでみました。
香川県産の「のり天」がパリパリで旨い。
更に瀬戸内海産の釜揚げしらすに大根おろしとレモンを添えた冷たいうどんでした。
なんか一気に二日酔いが吹き飛んだ気がしたな。
で、出張から戻って数日後。
なんかむしょうにうどんが恋しくなりましてこんなうどんをランチタイムに作ってしまいました。
【材料】(1人分)
-調理時間:22分-
- うどん(乾麺):1束
- 鶏むね肉:100g
- 塩、ブラックペッパー:少々
- サラダ油:4g(小匙1)
- 大根:1cmの輪切り
- カイワレ大根:ひとつまみ
[つゆパート]
- 昆布出汁:250g(250ml)
- レモン果汁:10g(小匙2)
- 蕎麦の本返しまたは麺つゆ:大匙2
【作り方】
- 鶏むね肉をそぎ切りにして塩、ブラックペッパーをまぶします。冷たいフライパンにこれとサラダ油を入れてよくまぶして皮目を下にして並べます。フライパンを弱火にかけて10分焼きます。鶏むね肉をひっくり返します。同時に工程2.に取り掛かります。5分焼いたら火を止めておきます。
- うどんを茹でるお湯(分量外)を沸かしてうどんを加え、パッケージに記載の時間茹でます。うどんをざるに揚げて流水で〆ます。
- 2.と並行して小鍋に[つゆパート]を合わせます。大根はかつら剥きにしてすりおろしこれに加えます。小鍋を中火にかけてひと煮立ちさせ火を止めます。
- 丼にうどんを入れて3.を注ぎ鶏むね肉とカイワレをトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- トッピングの鶏肉は弱火でじっくり焼いてあるので炭火焼風に仕上がっていて楽しい。そしてつゆがレモンと大根おろしでさっぱり風味で旨し。
- 今回は温うどんにしましたが冷やしでも美味しいですよ。あと、叩いた梅肉を加えても楽しいです。
- カイワレは半ば飾りですが大根と相性が良いので常備しておくと便利です。他にも糸切りにした大葉や海苔天をトッピングするのもおススメ。海苔天は自作しなくてもスーパーのおつまみコーナーで売ってるやつを買って来ればお手軽です。