絶対音感!って、聞くと特殊能力みたいなイメージを持つ人も多いと思います。
けどね、ちょっと考えてみてください。
九九を言えても大抵の人は「そんなの当たり前じゃん。
小学校のときに散々言わされたもん覚えちゃうよ」と言うでしょう。
あるいはクラスメートの顔と名前を覚えて「○○さん」と呼びかけても誰も特殊能力だとは思いません。
それは何度も目から入った情報を頭が記憶しているからなのですが普通は意識しなくてもできます。
それと同じで毎日、毎日、ドレミファソと歌っていたらどうでしょう。
耳から入った情報だって頭は記憶します。
そしてピアノの鍵盤を誰かが叩いたら「あ、レの音だ」とかわかっちゃうのです。
はい、絶対音感のできあがり。
九九や人の顔と名前を覚えるのと何も違わない当たり前の能力なのです。
さて、何度も作っている料理って作っている最中から味のイメージを思い浮かべることができますよね。
そこで他の食材にその料理の調味料、調理法を当てはめたらどうなるか?
ほら、イメージが沸いてきた。
こうやって新しい料理ができるのです。
この料理は納豆入りの味噌汁、納豆汁をベースに考えてみました。
想定範囲内の味になるはずだったのですがあるものを最後に加えたことで一歩前に進んだ味になりました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 蕎麦:1束
[つけ汁パート]
- 納豆:1パック
- だし汁(かつおだし):80g(80ml)
- 蕎麦の返しまたはめんつゆ:大匙2
- ゆず果汁:5g(小匙1)
- 白ごま:大匙1
- 刻みネギ:少々
【作り方】
- 蕎麦を茹でるお湯(分量外)を沸かします。それをやっている間に[つけ汁パート]の納豆を添付のタレ、辛子と合わせてよく練ります。これと残りの材料を器に合わせてよく混ぜておきます。蕎麦を規定時間茹でて冷水で〆てざるに盛ればできあがり。
【一口メモ】
- つけ汁に自家製の蕎麦の本返しを使ったのですがちょっと甘かった(白ざらめを使っています)。で、ゆず果汁を足しました。それだけで味がぴりっとしまりました。なんか一気に進化した感じ。
- [つけ汁パート]には大根おろしなど薬味になるものを加えるとにぎやかで楽しいですよ。変わったところではおろした人参なども面白い味になります。
- 麺は細めんの方が合いそうですので蕎麦の代わりにするならうどんではなくそうめんの方がオススメかな。