厨房日誌

酒肴の極意

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このブログに書くネタを思いついた時に忘れないようメモを採るようにしています。もういいおっさんなので、そうしないと思いつくそばから忘れちゃうんですよね。

塵も積もればなんとやらでそのメモもいつの間にか結構な量になっているのですが、根がいい加減なものでたまに書いた本人もなんのことやら理解できないメモがあったりします。その中の一つにこんなのがありまして長らく頭を悩まされておりました。

趣向(しゅこう)の極意

なんとも意味深。なにか食通を唸らせるようなテクニックの解説でも書くつもりだったのかな??

それがね入院前に晩酌をしている時にふと何のことだか思い出しました。

酒肴(しゅこう)の極意

それを書いた夜(たぶんその夜も晩酌していた)、「その料理が酒の肴になるかどうかって一定の条件があるよなぁ」とか考えていて、「よしそのネタで1本書こう」と思いメモしたのですが……、酔っ払って変換ミスしていた。ただそれだけ^^;

ということで、世の中には夜遅くにご主人が「なにか酒の肴を作ってくれ」なんて理不尽なリクエストを受ける奥様もいらっしゃることでしょう。

今日はそんな奥様方のあるいはセルフで酒の肴を作っているあなたも必読のエッセイです。

酒肴の条件

酒肴の条件その1

甘いものは向かない。落語できんとんを肴に酒を呑みたがる話がありますがあれはあくまでくすぐり(笑わせどころ)。一般には塩辛いものあるいは甘辛いものがやはり酒には合います。そしてやや濃いめの味付けのものが良いようです。

酒肴の条件その2

汁物はあまり向かない。酒自体が液体なので液体同士というのはあまり向かないように思います。ま、中にはすまし汁でビールを戴く通人もいらっしゃるようですが。

酒肴の条件その3

箸で細かく取ってちまちま食べられるものが向く。

酒を一口すすっては肴を一口戴くというプロセスを繰り返しますので骨付きのがっつり系の肉を出されてしばらくは料理に専念しないといけないようなスタイルは向きません。

同様の理由でラーメンのように一旦丼に向かえば食べ終えるまで専念しないといけないようなものも向かないと思います。

この3つ目の条件は特に重要で万国共通みたい。スペイン国王アルフォンソ10世(13世紀頃の人)は「ワインを飲むときは必ずタパス(小皿料理)を食べるように」というお触れを出したそうですが、これもそこに通じるんじゃないかな。

おおよそ、この三つの条件を守っていればどんなものでも酒の肴になってしまいます。

例えば、塩や味噌で日本酒を呑むなんて強者もいらっしゃいますが僕はありだと思います。

僕は塩はちょっと苦手なのでやったことないですが、味噌はあります。そして無限に呑めます。

酒の種別に合わせて和洋中に拘る必要もなく、日本酒には和食とかウィスキーには洋食である必要も実はありません。

例えばウィスキーに漬物なんてのが意外に合ったりするんですよ。

ということで、夜中にいきなり「おい、なんか酒の肴を作ってくれ」と言われたあなた。あるいは、なんかつまみがほしいなと箸をなめているあなた(お行儀悪いって)。

別に悩むほどのことはありません。野菜室のありあわせを細かめに切って塩もみして5分も置けば十分。

即席の浅漬は何にても合う酒肴になっちゃいます。玉ねぎだってOKなんですよ。

酒肴の条件はお弁当の条件?!

酒肴に向く料理はまた、お弁当のお菜にも向くことが多いです。

というのも、お弁当が求める条件がこんな感じだからです。

  • 傷み防止のために味は濃いめに付ける。
  • お弁当箱がびちゃびちゃになるので液状物は避ける
  • お弁当箱サイズに収まるよう小さく切り分けられるものが良い(骨付き肉等は収納しにくいので向かない)

ね。酒肴の条件と丸被りするから当然の帰結なのです。

ということで、僕の日々の食生活は

  • お弁当を作る⇒
  • 残ったおかずが晩酌の肴になる⇒
  • 肴が足りなくなって追加で料理を作る⇒
  • 残ったものが翌日のお弁当のおかずになる⇒振り出しに戻る

なんて合理的なルーチン! なんて理想的な無限ループ!!

って、酒を呑む言い訳にしかなってないなぁ(笑)。

2019/10/22 Tue.

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