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厨房日誌

さらば誤字脱字 チェックすべき4つのポイント

職場のとあるプロジェクトで作成される文書に誤字脱字が大量に発見されてお客様からお叱りを受けたらしい。

ま、なんとか収まって納品も済んだらしいのですが、今後ともついて回る話だし対策を考えんとあかんなぁということで、なぜか「お前が誤字脱字撲滅のレポートを書け」と白羽の矢が背中に刺さりました。

んで、コラムや文献と首っ引き誤字・脱字の分類から作り込まれるメカニズム、効率的な潰し方までいろいろお勉強。

せっかく勉強したのでメモしておきます。

まず、文章で起きる日本語表現の誤りは3種類に分類されます。

1つ目は語彙に起因するもの。

いわゆる誤字・脱字。

2つ目は語法に起因するもの。

例えば、「会議が煮詰まってなかなか結論が出なかった」というのは誤りで「会議が行き詰まってなかなか結論が出なかった」が正しい。

煮詰まるというのは議論をし尽くしてゴールが見えてきた状態。もうすぐ、結論が出るねという時に使います。

3つ目は文書作法に起因するもの。

…や―は二文字続けて……――と書くとか、!や?など特殊記号の後は一文字空けるというルールが守られていないもの。

ぶっちゃけ、2つ目と3つ目は知ってなければどれだけ目を皿のようにして見ても誤りに気づきません。

けど、1つ目は手の打ちようがあります。

まず、誤字。

誤字が作り込まれる原因は2種類あって一つはかな漢字変換する時の変換ミス、もう一つは語彙に対する知識不足(不足の事態×、不測の事態○みたいな)なのですが、前者は漢字だけ追えば結構見つかります。

次に脱字。

脱字が作り込まれる原因はほぼ100%パンチミスなのでこれも注意深く目で追えば見つかります。

ということで、前置きが、長くなりましたが、誤字脱字を潰すコツを解説します。

文書校正でチェックすべき4つのポイント

で、効率的な文章校正法。

まず、心構えとして「文章を読まない」こと。それをやるとむちゃくちゃ時間がかかります。目で追うのはあくまで単語であり、文字と心さ得ましょう。

用意するのは印刷した文書(かならず印刷すること)と赤ペン(黒以外なら何色でもOK)。

やることは4つです。

チェックポイント1

漢字に焦点を当てて(漢字だけを目で追って)その字が間違っていないことをチェックする(その際、目は単語(熟語)で捉えるのではなく一文字ずつバラして読むこと)。

で、合っていればペンでハネを入れる。ページの最後まで来たら漏れがないか再確認(誤字のチェック)。

チェックポイント2

同じ要領で漢字の直後のかなに焦点を当ててチェック(送り仮名のチェック)。

チェックポイント3

「、」や「。」の直前に焦点を当ててチェック(てにをはのチェック)。

チェックポイント4

数字に焦点を当ててチェック(特に桁数や0の数に注目)。

タイポグリセミア現象について

人力でチェックするのはこの4つのチェックまでにしておくことをオススメします。

これだけなら機械的な作業なので文書の内容に関係なく新人君にでもできる作業です。

パンチミスや脱字は見つかったらラッキーくらいにしておいて後はMS-wordの校閲機能などツールを使って潰す方が効率的です。

パンチミスや脱字だけ投げやりなのでは?と思われるかも知れませんがこのへんが人が目でチェックできる限界なのです。

ちょっと、次の一文を読んでみて下さい。

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。

よく読めばおかしいって気づきますが、パッと見は正しく読めちゃいますよね。

人間の脳は文章を読むとき文字ではなく単語の単位で把握していて、単語の最初と最後の文字が合っているとそれ以外の部分が間違っていても補正して正しく読んじゃうんだそうです。

これを「タイポグリセミア現象」と言います。

文字の順序が誤っていても自動補正をかけてくれる──それだけ人の脳が高性能だということなのですが、こと校正に関してはこの能力がジャマをします。

なので、そんな補正機能を持たず機械的に文字を追ってくれるツールが必要になるのです。

人の目に入ってくる光について

文書を校正する時は必ず紙に印刷しましょうと先に書きました。

ペーパーレスが叫ばれる当節、時代に逆行してんじゃん。と、あなたは思ったかもしれません。

けどね、これには重要な意義があるのです。

人の目に入ってくる光は2種類に分類されます。

ひとつは透過光

それ自体が光を発している物体からの光で、テレビ、パソコンのモニター、スマートフォンなどの光がこれに当たります。

もうひとつは反射光

外部からその物体に当てられた光が反射して目に入ってくる光で、印刷物や映画館のスクリーンがこれに当たります。

で、最近の研究ではこの光の種類によって人の脳はモードが切り替わることがわかってきています。

透過光に対する脳のモード

脳はリラックスモードになり受動的に情報を受け止めます。

僕らはテレビやスマホで動画を観ている時は気分がリラックスして漫然と観ているのです。

反射光に対する脳のモード

脳は情報を分析的、批判的に読み取るモードに切り替わります。

映画館で映画を鑑賞すると急に映画評論家みたいな発想になるのもそのせいじゃないかなんていう仮説もあるみたい。

ということで、文書校正をする時はパソコンの画面を眺めるのではなく、印刷物の反射光を読んだ方が俄然ミスを見つけ易くなるのです。

仕事だけでなく、僕らが日常生活を送る中で文章を読んだり書いたりすることはいやでもついてまわります。

文章を書けば誤字脱字が付いて回るのも世の常。誤字脱字は相手に正しく情報が伝わらないだけでなく、相手を不快にしたり、相手の信用を失ったりする元になります。

ここまでつらつらと書いてきたことに気を付けながら正しい文章が書けるよう気を配りましょう。

あ、最後にひとつ。

校正(日本語の誤りを正す)と推敲(より良い表現に文章を磨く)は全く別物です。

なので、同時にやってはいけません。あくまでも校正をやる時は校正にだけ集中しましょう。

2020/02/03 Mon.

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