豆腐というと和食の代表選手的な食材というイメージが強いですが、多くの加工食品がそうであるように豆腐もまた中国から伝来したものです。
なので当然、豆腐料理の歴史は日本より中国の方が長かったりします。
ただ、中国の豆腐は日本のよりずっと硬いらしくて、もはや別物のようです。
これは中国では豆腐を生で食べる習慣があまりなく、炒めたり揚げたりするので水分が抜けている方が都合が良いらしい。
僕らは下ごしらえで水切りしたりするけど、あの状態のものが売られていると考えれば良いのかな。
とまれ、中華料理ではこの料理のように豆腐を蒸した料理もあるみたいです。
【材料】(2人分)
-調理時間:32分-
- 木綿豆腐:1丁(350gくらい)
- ザーサイ:50g
- 干しエビ:ひとつまみ
- 生姜スライス:2枚
- 青ネギ:2本
- 人参:スライス5枚
[調味料パート]
- 濃口醤油:12g(小匙2)
- 酒:15g(大匙1)
- ごま油:8g(小匙2)
【作り方】
- 豆腐はざるに載せ上に小ぶりのまな板か平皿を載せ更におもしになる本などを載せて15分ほどそのまま置いて水切りをします。ラスト5分くらいになったら蒸し器に水を張って火にかけ蒸気が上がるようにしておきます。
- 1.をやっている間にザーサイと干しエビはあらみじん切りにし[調味料パート]と合わせてよく和えておきます。
- 生姜、人参は千切りに、青ネギは5mm幅の小口切りにします。
- 豆腐を食べ易い大きさに切り耐熱皿に並べます。これに2.→生姜、人参の順に載せ、蒸気の上がった蒸し器に入れて15分蒸します。
- 4.の耐熱皿を取り出し青ネギをたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- 食感は少し硬めで火が通っている分、豆腐の味が濃厚になっている気がします。そしてタレが淡白な豆腐に良く合っています。
- 美味しく作るコツは調味料をケチらないこと。[調味料パート]の分量は守ってください。
- このレシピの段取りポイントは豆腐の水切りと蒸し始めで作業が途切れないこと。水切りの間にトッピングの準備を整えて蒸し器の準備も済ませます。そうすると水切り15分、蒸し15分のおよそ30分強で仕上がります。
- このタレなら豆腐を揚げて中華風揚げ出し豆腐にしても美味しい気がします。
- 豆腐で中華というと麻婆豆腐をすぐに思い浮かべてしまうけれど、歴史が長い分、中華の豆腐料理はもっと奥深い気がします。また、勉強してみようっと。