横浜で単身赴任暮らしをしていた頃、長女が仕事の都合で首都圏に襲来、そのまま我が家に居着くことになりました。
その頃、嫁は関西で自分の実家にパラサイトしていましたので必然的に長女も横浜に来るまではそこで暮らしておりました。
で、越してきて早々に驚かれたことがありました。
「冷凍食品のストックが全くない!」
どうやら義実家は冷凍食品をたっぷりストックしておいて料理が億劫な時はそれをレンチンして済ます習慣があるようです。
顧みて僕は不経済という理由で冷凍食品には一切手を出さず「何か食べたければ食材を調理する」という主義。
当然冷凍庫にそんなものは入っていない。
いまは彼女もその生活に慣れてしまったみたいですが来たばかりの頃は「小腹がすいた時に困る」と嘆いておりました。
ということで僕は昨今の冷凍食品のラインナップ事情にとても疎いです。
ちょっと気になったので先程、冷凍食品の通販サイトを覗いてみました。
餃子、シュウマイ、釜飯、唐揚げ、炒飯、ハンバーグ──この辺は容易に思い浮かびそうな定番ですね。
グリルチキン、若鶏の炭火焼き、中華丼の具、スイートコーン、グリーンピース、ブルーベリー(なんじゃそら)、エビグラタン、イカと里芋のふんわり揚げ、スフレパンケーキ、豚の生姜焼き、豚の角煮、ささみスティック……
予想はしていましたがその守備範囲の広さと種類の豊富さはなかなか。
もしかしてスーパーのお惣菜コーナーの商品も弁当屋のおかずも全部レンチンでできているのでは?
と疑いたくなるほどです。
手間と時間をお金で買うと思えば不経済とも言えないのかも。
で、この料理なんかもいかにも冷凍食品のメニューにありそうな1品です。
けどね、やっぱり一度は材料から作ってみてどうやって作られているのかを知ることも大事なんじゃないかなと思うのですがいかがでしょう?
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 豚バラスライス:4枚
- エリンギ(小):2本
- 大葉:2枚
- ごま油:6g(大匙1/2)
[調味料パート]
- オイスターソース:12g(小匙2)
- 酒:10g(小匙2)
- 味醂:12g(小匙2)
【作り方】
- 豚バラスライスは横半分に切ります。エリンギは5mm角の拍子木に切ります。豚バラスライスの上にエリンギを数本載せくるくると巻きます。
- フライパンに胡麻油を入れエリンギを巻いた豚バラを巻き終わりを下にして並べます。中火にかけて蓋をし、3分蒸し焼きにします。肉をひっくり返して再度蓋をし、弱火で2分焼きます。
- 2.に[調味料パート]を加えて中火にかけ肉を転がしながら水気がほぼなくなるまで炒り付ければできあがり。お皿に大葉を敷いてその上に盛り付けます。
【一口メモ】
- エリンギの独特のくにょくにょした食感がクセになります。きのこ独特の風味にオイスターソースを使った中華風の味付けはよく合いますよ。
- 肉で野菜を巻いているヴィジュアルから手間のかかる料理と思われるかもしれませんが作ってみるとめっちゃ簡単にできます。調理時間も10分あればOK。冷食をレンチンするのとたいして変わらない気がするなぁ。
- お好みで[調味料パート]に砂糖を加えて甘辛にするのもありです。あと、粉山椒を加えてピリ辛にするのもありあり。冷食と違って味を自由に変えられるのもアドバンテージ大きいと思うな。