1650年代に発表された井原西鶴の「西鶴置土産」には奈良茶というお惣菜屋さんが描かれていて、どうやらこのあたりが「いろいろな種類のお惣菜を持ち帰り品として売る」お惣菜屋さんの元祖のようです。

「煮売り屋」、「四文屋(品物がどれでも四文の百均のご先祖のような店)」などお持ち帰りできるお惣菜屋さんは居酒屋に先駆けて発展したようで、その背景には江戸が新興都市で独身男性が多く、家で賄いを作るというのがままならない人が多かったという事情もあったようです。
時代は下って今ではスーパーなどで手軽に持ち帰りのお惣菜が買えます。

何かにつけて多様化する昨今ではデパ地下のようなワンフロア全部、お惣菜屋さんみたいな業態や、「シェフ監修」の高級お惣菜もあるらしい。
それでも、江戸時代に比べて進化したかというと一概にはそうも言えないようです。
文化文政(1800年代初期頃)の時代には屋台の寿司屋が激戦区ばりに軒を連ね、天麩羅、煮売り、菓子、ない物がないと思えるくらい多種多様なお店があったらしいですから。

なんて、お惣菜の歴史をネットで勉強しながらスーパーのお惣菜の定番、蓮根のはさみ揚げを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 蓮根:幅5cm分
- 豚ミンチ:50g
- 玉ねぎ: 1/8個
- 刻み葱:少々
- おろし蓮根:3cm分
- 塩:ひとつまみ
- 薄力粉:少々
- 揚げ油:適宜
[調味料パート]
- 卵:1/2個
- ホワイトペッパー:少々
- 酒:5g(小匙1)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 片栗粉:5g(大匙1/2)
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切りにします。ミンチと塩ひとつまみをボウルに入れて粘りが出るまでよく混ぜます。
- 1.に玉ねぎ、おろし蓮根、刻み葱、[調味料パート]を加えてよく混ぜます。
- 蓮根を5mm厚にスライスして薄く薄力粉をはたき(茶こしを使うと簡単)、2.を挟みます。
- 170度に熱した揚げ油で5分揚げればできあがり。
【一口メモ】
- シャクシャクした食感が楽しいです。子供のお弁当のおかずにも酒の肴にもなる守備範囲の広いお惣菜だと思います。
- 蓮根は火が通りにくいので中温で長めに揚げて下さい。
- 餡にカレー粉を加えると風味が変わって楽しいです。カロリーが気になる方は揚げ焼きにするのもありだと思います。

