僕が小学生だった昭和40年代。
年末年始はお店がけっこう長い期間閉まっているというのが当たり前でお正月の風物詩でした。
なので数日かけて食べきる量のおせち料理が作られたわけで、それを作ったあとはお母さんたちも「ちょっと骨休め」する大事なひとときだったと理解していました。
けど、一人暮らしの場合、この風物詩は非常に不便なんですよね。
うっかり食料を買いそびれてインスタントラーメンをすすっている大学生なんてのはあの頃のお正月あるあるだった気がします。
けど、お正月はいつ来るかがはっきりしているのでまだマシでした。
風邪をひいて寝込んでしまったら一人暮らしの食生活は唐突にわびしくなります。
とても台所に立つ気になれない。
ましてや近所の飲食店にでかけるのはおっくう。
そんな時、冷蔵庫のありあわせで手早く作れる料理のレパートリーをたくさんもっていると非常に心強いです。
この料理は手早くできて栄養価も高く病気をしている時、病み上がりの時にオススメの一品です。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- 豚バラスライス:150g
- 玉ねぎ:1/4個
- サラダ油:少々
- 豆腐:1丁
- 水:150g(150ml)
- 水溶き片栗粉:6g(小匙2)分
[調味料パート]
- めんつゆ:大匙2
- 酒:30g(大匙2)
- 味醂:36g(大匙2)
- オイスターソース:12g(小匙2)
- 砂糖:3g(小匙1)
- おろし生姜:ひとかけ分
[仕上げパート]
- ごま油:4g(小匙1)
【作り方】
- 豚肉、豆腐は食べ易い大きさに切ります。玉ねぎは細切りにします。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ豚肉、玉ねぎを加えて肉の色が変わるまで炒めます。[調味料パート]を加えて更に1分炒めます。
- 2.に豆腐、水150mlを加えてひと煮立ちさせ2分煮込みます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
- 火を止めて[仕上げパート]を回しがけざっくり混ぜればできあがり。
【一口メモ】
- 安定の甘辛風味で「日本のお惣菜」っていう安心感を覚える一品です。おろし生姜が良いアクセントになって豚バラのくどさを払拭してくれます。
- 豚肉には疲労回復の効果がありますので使うお肉はぜひ豚肉にしてみてください。病み上がりには効きますよ。
- 具材は玉ねぎの代わりに長ネギを使ってもOK。あと、人参や椎茸などを加えると栄養価が更に上がります。
- 病み上がりなど胃に負担をかけたくない際の食事におすすめですが量を加減すれば夜食にもぴったりです。ぜひ熱々を楽しんでください。