2024年の年が明けて2、3日した頃だったかな。
遅まきながらお雑煮が食べたくなってお餅を買いに出かけました。
とはいえスーパーで売っているお餅はけっこう良いお値段がする。
加えて量が多い。
どんだけお雑煮食べるんだよっていうくらい入っていてぜったいに持て余す。
どこかに安くて少量のお餅を売ってないかしらんと思案していてふと天啓が脳裏をよぎったのです。
百円均一ショップがあるじゃないか!
イマドキの百均ショップの品揃えは想像を凌駕する。
ちょうどお正月の季節だし季節ものとしてお餅くらい売ってるに違いない。
なんて妙な確信を抱いて近所のダイソーに自転車を飛ばしたました。
そしたら……。
おせち料理が売られている!
お餅はもちろん売られていたんですよ。
ただ、それどころじゃない。
栗きんとん、たたき牛蒡、お煮しめ、黒豆、ニシンの昆布〆などなどの伝統的なおせち料理がかわいらしい小さなパッケージになって売られていたのです。
お値段はもちろんどれでも100円(税別)。
同じくダイソーで売られている重箱や華やかな盛り付けアイテムと合わせたら1000円くらいで十分お正月気分が楽しめそう。
侮りがたし百均ショップ。
で、想像力を膨らませたのですがこれは新しいおせち料理が爆誕するムーブメントになるかもしれないと思いました。
おせち料理といえば重箱にいろいろなご馳走が詰められたいわば料理のセット売りが当たり前。
けど、重箱の中には大好きな料理もあればあまり食べたくないものも入っていたりしますよね。
ならばバイキング形式にしてしまったら良いじゃん。
カタログを見ながら詰めてほしい料理をチョイス。
その際に例えば「ローストビーフはあっという間になくなるから倍の量詰めてもらおう」とか「黒豆はちょこっと欲しいけど1人前はいらないから半分の量にしてもらおう」と注文量もデパ地下方式で変えられるとなお良し。
家族の意見をまとめて申し込むとお正月には家族が食べたいものだけが詰まったオリジナルおせち料理が届くというシステム。
絶対当たると思うんだけどな。
って、なんか話がそれてしまいましたが百均ショップの品揃えの凄さです。
おせち料理やお餅に限らずちょこっとだけ料理に使いたいんだけどスーパーで買うと高いんだよなぁと思えるアイテムをそろえるのに百均ショップは理想的なお店なのです。
例えばアンチョビ。
パスタや洋食に使うとクセのある塩辛さが風味を複雑にしてくれるアイテムですが市販の缶詰はだいたい2、3百円から。
高いものになるとワンコインいきます。
けれど百均ショップで売られているアンチョビの缶詰はもちろん100円(税別)。
あるいは白玉粉。
薄力粉とかと違っていうほど使用頻度は高くないけどたまにほしくなることがある。
ならば100円で少量という選択はありな気がします。
同じ理由で塩麹なんかもおススメかな。
そしてナッツ類。
例えばピスタチオを茹でてみじん切りにしたものを僕はケーキやタルトのトッピングに使うことがあります。
グリーンの色目もきれいですし何より軽く塩気を含んでいるのでスイーツの甘さが引き立つのです。
けどめっちゃ高い。
試しにスーパーのおつまみコーナー(乾き物が並んでいる棚)に行ってみてください。
見なかったことにして素通りしたくなるお値段です。
僕的には百均ショップの少量パック一択ですね。
ケーキのトッピングにはそれで充分なのです。
そして──カシュナッツ。
これもスーパーではそこそこ良いお値段がするのですが百均ショップならもちろん100円(税別)。
なのでこんな料理を食べたくなった時は百均ショップに自転車でGOしております。
【材料】(1人分)
-調理時間:12分-
- 豚こま:100g
- カシュナッツ:15g
- 長ネギ:10cmまたは玉ねぎ1/4個
- 生姜スライス:1枚
- (あれば)赤または黄パプリカ:半個 またはピーマン半個
- ごま油:3g(小匙1)+少々
- ホワイトペッパー:少々
[豚肉の下味パート]
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 片栗粉:3g(小匙1)
[調味料パート]
- オイスターソース:9g(大匙1/2)
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
【作り方】
- 豚肉は食べやすい大きさに切り[豚肉の下味パート]と合わせて5分漬け込みます。
- 1.をやっている間に長ネギを5mm厚の斜め切りにします(玉ねぎを使う場合は細切りにします)。パプリカまたはピーマンを細切りにします。[調味料パート]を合わせてよく混ぜておきます。
- 中華鍋かフライパンにごま油3gを入れて中火にかけます。火を弱火にしてカシュナッツを加え焦がさないように煎ります。これを一旦皿に取ります。
- 3.にごま油少々を追い足して中火にかけ豚肉を加えて色が変わるまで炒めます。更に2.の野菜を加えてさっと炒めます。
- 4.にカシュナッツを戻して[調味料パート]を加え水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- ごま油とオイスターソースの風味でしっかり中華料理している一皿です。
- カシュナッツの手持ちがあったので使っていますが胡桃やアーモンドを使っても美味しいですよ。ポイントは弱火で焦がさないようじっくりローストすること。香ばしさが引き立ちます。
- 商品によってはナッツをロースト(素焼き)しているものものあります。パッケージを確認して素焼き等書かれているものは工程3.を省略して工程5.でいきなり袋からナッツを加えてください。
- 野菜類は長ネギや玉ねぎだけに限らず人参、ピーマン、茸類などを加えるのもありです。八宝菜的な味わいが楽しめますよ。