もし、学生時代の僕が秋刀魚をおすそ分けしてもらったら食べ方は塩焼き一択だったでしょうね。
だって、それ以外の食べ方を思いつかないし。
それから三十余年、さっきレシピの手控えを確認したら秋刀魚を使った料理のレシピは15種類もありました。
(注:このレシピを書いたのは2021年1月21のこと。2024年11月8日現在、秋刀魚を使ったレシピは20種類になっています)
曰く、「秋刀魚の蒲焼」(あ、これは学生の頃でも思いつくかも)。
「秋刀魚のガレット」(また小洒落たものを……)。
「秋刀魚の炊き込みご飯」(これは美味しかった)。
「なめろう」(って、その発想はなかった。こんなの作っていたっけ)。
食に対して貪欲なんていうと聞こえは良いですが要は新しい物好き。
見たことない、聞いたことないものになんか惹かれてしまうんですよね。
で、冷蔵庫に秋刀魚が1尾。
中華料理なんてどうだろうと考えて16品目のこんな料理を試してみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 秋刀魚:2尾
- 白ネギ:(白い部分)10cm
- 生姜:スライス2枚
- にんにく:ひとかけ
- ごま油:小匙2
- 豆板醤:3g(小匙1/2)
[煮汁パート]
- 水:50g(カップ1/4)
- 濃口醤油:12g(小匙2)
- 砂糖:4.5g(大匙1/2)
- 酒:15g(大匙1)
- オイスターソース:6g(小匙1)
【作り方】
- 秋刀魚は頭を落として開きます。中骨とワタを除いて流水で洗い4等分します。生姜、にんにくはみじん切りにします。白ネギの外側の白い部分はごく細切りにして水に晒します(白髪ねぎですね)。内側の緑色の部分はみじん切りにします。
- フライパンに胡麻油の半量を入れて中火にかけます。秋刀魚を加えて両面焼いたら一旦取り出します。
- フライパンにごま油の残りと生姜、にんにく、ネギ、豆板醤を加えて弱火にかけ香りが立つまで炒めます。これに[煮汁パート]を加えてひと煮立ちさせます。
- 3.に秋刀魚を戻してアルミホイルで落し蓋をし、中火でほぼ煮汁がなくなるまで煮込めばできあがり。器に盛り付け水をよく切った白髪ねぎをトッピングします。
【一口メモ】
- ピリッと辛くて生姜、にんにくの風味が「あ、中華料理だ」って気分にさせてくれます。白髪ねぎとの相性もバッチリですのでぜひ、一緒に口に入れてください。
- 秋刀魚を開くのが難しければ3枚におろしてもOKです。
- アジやイワシでも作れると思います。お肉ならささみがおすすめですが豚バラでも面白そう。