日常的に食卓に登る獣肉といえば日本では牛、豚、鶏が一番ポピュラーな気がします。
けど、意外に牛肉の料理ってレパートリーが少ない気がするんですよね。
肉じゃがかすき焼き? せいぜいがステーキか焼肉?
日本の場合、明治維新とともに突如食用となった牛肉の食べ方について牛鍋という文化が刷り込まれ過ぎて他の食べ方が浸透しないまま100年以上経っちゃった感があります。
牛を食べる歴史の長いヨーロッパではもっと違うアプローチの料理がいくらでもあるんですけどね。
それに反して鶏肉はバリエーション豊富。
調理法にしても焼く、煮る、蒸す、揚げると全方位に向いています。
味付けも和洋中にアジアン料理となんでもあり。
日本人ってお値段の高い牛肉に憧れる人が多いけど、実は鶏肉の方がずっと好きなのではと思うときがあります。
この料理もそんな鶏肉料理の一つ。
いつ頃、恐らく和製洋食だと思うのですが、いつの間にやら結構ポピュラーな料理になって日本の食卓に浸透しています。
【材料】(2人分)
-調理時間:25分-
- 鶏もも肉:1枚
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー(できれば粗挽き):たっぷりめ
- 生バジル:数本
- おろしにんにく:ひとかけ分
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- 白ワイン:15g(大匙1)
- レモン果汁:10g(小匙2)
【作り方】
- 鶏肉は一口大に切ります。バジルは粗みじんに切ります。鶏肉に塩、ブラックペッパーを刷り込んでビニール袋に詰め、更ににんにく、オリーブオイルを加えて15分漬け込みます。
- 1.をフライパンに移し(しっかり絞ってオリーブオイルも移します)、鶏の皮目を舌にして強火で焼きます。焼き色が付いたらひっくり返して同様に焼きます。
- 2.に白ワインを振って蓋をし、弱火で3分蒸し焼きにします。蓋を取り火を止めて、レモン果汁を振りかければできあがり。
【一口メモ】
- 生はドライバジルより数段香りが強く食欲をそそられます。味付けは塩、ブラックペッパーにレモンと最強の組み合わせ。美味しくないはずがない!!
- ただ、レモンは苦手な方もいると思うので櫛形に切って盛り付けてからお好みでかけるスタイルの方が良いかも(唐揚げにレモンかけない派への配慮^^;)
- 洋風のハーブってどうやって使ったら良いんだろうと迷う方へのアンサーとなる一皿だと思います。バジルの香りの実力が存分に発揮されてる気がします。
- 意外ですがバジルをセロリの派に置き換えても結構美味しい料理になります。セロリが苦手な方でもクセのある香りにハマっちゃうかも。一度お試しあれ。