僕が台湾に抱くイメージは千と千尋の神隠しの冒頭に出てきた露天の並ぶ風景です。

店にある料理を勝手に口にしてヒロインの両親は豚にされちゃうのですが^^;
夕まぐれ、屋台がみっしりと並ぶ狭い路地をそぞろ歩くとあっちからもこっちからもいい匂いがしてくる。
湯気の立つまんじゅう、皿に載った焼きそば、如何にも中華な香りを立てている野菜炒め……

そんな料理の数々が僕の台湾に対する脳内イメージなのです(つくづく食べることしか考えないやつ)。
担仔麺もそんな台湾屋台料理の一つです。
日本では「タンツーメン」と呼ばれることが多いですが台湾語では「ターアーミー」と読むそう。
であれば、麺をそうめんにしたにゅうめん仕立ての今日の料理は「ターアーニューミー」とでも呼ぶのでしょうか。

憧れの台湾に想いを馳せつつ、その屋台料理を和風にアレンジしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分(出汁を挽く時間は含めていません)-
- そうめん:1束
- 戻した干し椎茸:1枚
- ざく切りにした三つ葉(葉から数センチのところ):数本
[スープパート]
- 干し椎茸の戻し汁:300g
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 鶏がらスープの素(顆粒):小匙1/2
- 干しアミ:大匙山盛り1
- 刻み生姜:1/2かけ分
- 三つ葉の軸:適宜
- だし昆布:2cm四方
[肉味噌パート]
- 豚ミンチ:50g
- 刻み生姜:1/2かけ分
- 刻みネギ:少々
- オイスターソース:6g(小匙1)
- 甜麺醤:6g(小匙1)
- 粗挽きブラックペッパー:少々
【作り方】
- だし昆布に料理バサミで細かくひだを入れます。水300ccにだし昆布と干し椎茸を加えて1時間ほど置きます。(できれば冷蔵庫に入れて低温で半日くらい置くと干し椎茸の乾物臭さを抑えることができます)
- 1.をやっている間にフライパンに胡麻油少々(分量外)を入れて[スープパート]の干アミを加え弱火で1分強炒りつけます(焦がさないように注意)。
- 1.をやっている間にフライパンに[肉味噌パート]を合わせて火にかける前によく和えます。これを中火にかけて肉の色が変わるまで炒りつけます。
- 干し椎茸が戻ったら千切りにして3.に加えて炒りつけます。
- 1.に2.と[スープパート]の残りを加えてひと煮立ちさせます。これにそうめんを加えて約1分茹でればできがあがり。小ぶりの丼によそい、肉味噌、椎茸、三つ葉をトッピングして頂きます。
【一口メモ】
- スープがとても滋味豊かで思わずため息が出ました。やっぱり、昆布や干し椎茸の力って凄い。それに麺が軽いので体調が良くない時でもつるつるって入っちゃいます。
- 構成要素は中華の担々麺によく似ています。味付けを辛くしないところが違うところかな。
- スープだけ、麺だけ、肉味噌だけを口にした時とスープと肉味噌、麺と肉味噌を一緒に口に入れたときで味が変化して楽しいです。小さな椀物ですけど実に多彩な世界が広がってる感じ。
- 台湾には「食巧不食飽」と呼ばれる料理哲学があるそうです。「料理は飽きさせずに美味しく食べさせる」といったほどの意味だとか。なのでこの料理も量少なめに仕立ててあります。「もうしばらくは見たくもない」なんて飽食はちょっとお行儀悪いですしね^^;
- スープにレモン果汁を少し加えるとベトナムのフォーみたいな麺料理に変化させることができると思います。よかったら食べている途中でやってみて下さい。これも食巧不食飽かな。

