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魚料理(洋食)

ハマチのカルパッチョ

コミックスの信長協奏曲のアニメ版にちょっとハマっています。

一介の高校生が戦国時代にタイムスリップ。

信長と顔が瓜二つだったことから信長の代役として生きていくというわりとありがちな話(本物の信長は病弱で静養したがっていたのです)。

特筆すべきは主人公がぶっとんで軽い。

何も考えてない系の高校生だということ。

「徳川家康? ええと、それめっちゃ有名な人でしょ。確か信長と同じくらい。ええとなんだっけな」

「あ、ここ知ってる本能寺! 織田信長が殺されたところでしょ。暗殺したのはええと、あ……、「あ」なんとかさん」

ちなみに、このセリフを吐いた時、隣に明智光秀がいたりします。

しかも、光秀くん「その者が何者であれ、拙者が殿をお守りいたします」とか言っちゃってるし。

いや、あんただよ^^;

この軽くてぶっとんだ言動がコミカルなトーンに上手に引き上げて重くなりがちなストーリーを軽妙に牽引しています。

それでいて意志が強くて家族や家臣を大切にする魅力的なキャラクターが良く立っているなぁと感心することしきり。

けど、実在の人物にも同じくらいぶっ飛んだ人はいて、たとえば19世紀イタリア王妃のマルゲリータはナポリで供されたピッツァのトッピングがバジル、モッツァレラチーズ、トマトだったのを見て

「緑、白、赤とはまるでイタリア国旗のようじゃ。よし、このピッツァの名はマルゲリータに決定」

と言ったとか(諸説ありますが)。

いや、朕は国家なりかよと言わんばかりの天然ぶりです。

他にも人名が付いたイタリア料理はありまして、日本でもおなじみのカルパッチョはヴィットーレ・カルパッチョという画家が好んで食べたから付けられたと言われています(諸説ありますが)。

本場イタリアでは牛フィレの生肉を使うのが本式ですが日本ではアレンジされて刺し身を使うのが一般的。

ハマチのサクが安かったので購入。

そのままわさび醤油というのも芸がないと思い、カルパッチョにしてみました。

【材料】(2人分) 

調理時間:12分-

  • ハマチのサク:100g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • 大葉:1枚
  • 刻みネギ:少々

[ソースパート]

  • オリーブオイル:12g(大匙1)
  • レモン果汁:5g(小匙1)
  • 塩(できればハーブソルト):少々
  • めんつゆ:小匙1/2
  • 粗挽きブラックペッパー:少々

【作り方】

  1. 玉ねぎは薄くスライスして10分間空気に晒します。 ※空気に晒すことで辛味を抜きます。水に晒すのと違ってこのやり方なら玉ねぎの甘味が抜けません。
  2. 1.をやっている間に包丁の刃をサクに対して寝かせるようにして薄くそぎ切りにします。大葉は糸切りにします。[ソースパート]を合わせてよく混ぜておきます。 ※刃を前後にぎこぎこ引かずに一気に手前に引いて切ってしまうのがコツです。
  3. 玉ねぎとはまちを器に合わせます。これに[ソースパート]を回しがけよく和えます。刻みネギを散らして大葉をトッピングすればできあがり。

【一口メモ】

  • ソースがすっごく軽やかでわさび醤油で戴くお刺身とはまた違った味わいです。特別な日のごちそうメニューとしてもオススメですよ。
  • 魚の刺し身を使ったカルパッチョは日本オリジナルのアレンジで薄造りにするのがセオリーです。ぜひ、包丁の使い方も覚えてください。
  • ハマチに限らず魚のお刺身ならなんでも作れます。ただ、硬いことをいうと本式のカルパッチョは赤色の食材を使うのが基本なのでマグロやサーモンがオススメかな。
  • せっかくなのでイタリアワインのコルクも抜いちゃいましょう。白ワインがオススメですよ。
  • ちなみに、本場イタリアのカルパッチョは牛フィレを使うのですが、昨今の刺し身ブームで最近は日本式のカルパッチョも大人気なのだそうな。

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