僕が本格的にレシピの整理を初めたのは2008年。
ちょうど、退院して自宅療養中。
感染症のリスクがあるので外出はNGで日がな一日家の中でひましていた頃でした。
日々、雑事に取り紛れている今ではたまにあのスローライフが恋しくなるなぁ。
その頃から将来的には2000を超えるレシピのストックを持つ──なんてことは考えもしなかったけれど、間違いなく日々ストックは増えていくことは容易に予想できたのでストックしていくレシピの分類は重要な課題でした。
いろいろ迷った末に選んだ分類方法は2つ。
1つは使っている食材による分類。
これは「冷蔵庫に今○○があるんだけど何が作れる?」と迷った時にとても重宝しています。
もう1つは料理のジャンルによる分類。
和食、洋食、中華、アジアン料理といった軸以外にスープ、サラダ、パスタ、ラーメン、和麺(うどん、蕎麦、そうめんなど)といった分類。
娘には「なんでカレーだけ独立したジャンルにした?」なんて笑われたなぁ。
いやだって、カレーは頻繁に作るし、残しておきたいレシピがたくさんあるんだよ。
それに和風、洋風、インド風とかにこだわって和食や洋食やアジアン料理に仕分けちゃったら行方不明になるじゃん。
近頃、そのカレー以上に独立したジャンルにしておいた方が良かったかなとちょっと後悔しているカテゴリーがあります。
それは……肴(さかな)
酒呑みの性で僕のレシピストックの中にはやたらおつまみ的なものが大量にあります。
それが和食、洋食などに散らばっているのですが(更にその中で野菜、魚、牛、鶏、豚、根菜料理などに細分化されている)探すのに一苦労。
晩酌をしていて「ちょっと口寂しい」と感じた時にパパっと作れる肴がささっと検索できると良いよなぁと思うこともしばしば。
今からでも移行を考えようかな。
で、もしも「肴」というジャンルを独立させていたらこの料理なんかは迷わずそこに放り込んでいたでしょうね。
【材料】(2人分)
-調理時間:5分-
- 舞茸:1/2パック
- 山芋:10cm
- 青ネギ:5cm分
- バター:10g
- にんにく:ひとかけ
- 濃口醤油:12g(小匙2)
- 塩、ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 山芋は5mm厚の短冊に切ります。舞茸は小房に分けます。にんにくはみじん切りにします。青ネギは小口切りにします。
- フライパンにバターとにんにくを入れて中火にかけます。香りが立ってきたら山芋を入れて軽く焼き色が付くまで焼きます。これに舞茸を加えてざっと炒め味を見て物足りなければ塩、ブラックペッパーで味を整えます。
- 2.を器に盛って青ネギを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- 約束された鉄板のガリバタ味です。とはいえ舞茸はそれ自体独特の風味があるのでちょっと目先が変わって楽しいですよ。
- もちろんおかずとして食べても良いのですがビールや日本酒が欲しくなるのは酒呑みの性。たった5分で作れるおつまみとして扱うのが正しい食べ方な気がします。
- 更に小口切りにしたオクラ、納豆を加えてねばねば度(?)を上げれば、ねばねば好きにはたまらない1品になりますよ。
- 味付けは醤油をオイスターソースに変えたり柚子胡椒を使っても面白い皿になると思います。