コロッケを家で作るかと聞かれると「びみょー」とか「無理」っていう人は多いかも。
揚げ物自体家で作らないという人もいるでしょうし、何よりコロッケは買って食べるものという印象が強い気がするのです。
スタジオジブリの青春グラフィティ「コクリコ坂から」でも主人公の高校生男女がお肉屋でコロッケを買い食いするシーンがありましたっけ。
なんとなくコロッケは『青春』とか『買い食い』っていう言葉が似合う気がします。
何より単価が安いのでわざわざ家で作るかっていう気になっちゃいますよね。
けど、家族がサザエさん一家くらいの人数が当たり前だった時代(一家7人)さすがに人数分のコロッケをお肉屋さんで買うのは負担が大きい。
お母さんはせっせとコロッケを揚げていたんじゃないでしょうか。少なくとも僕の母上は大皿にてんこ盛りのコロッケを積み上げていましたね。(僕の実家も母方の祖父母、父母、僕、ふたりの妹と7人家族でした)
家でコロッケを揚げるメリットのひとつは中身を変えられること。
お店では売っていないようなこんなコロッケだって家でならすぐできちゃうのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- じゃがいも:中2個または小3個(約200g)
- 牛乳:適宜(じゃがいもがひたひたになるくらい)
- 明太子:2腹
- 塩:2g(小匙1/3)
- バター:12g(大匙1)
- 薄力粉:適宜
- 卵:1個
- パン粉:適宜
- 揚げ油:適宜
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥いて小さめのさいの目に切り小鍋に入れます。これにじゃがいもがひたひたになるくらいの牛乳を加えてひと煮立ちさせ弱火で6分茹でます。火を止めて更に6分余熱で火を通します。
- 1.をやっている間に明太子をほぐして細かく叩いておきます。
- 1.のじゃがいもをボウルに移して塩、バターを加えてよく潰します。更に明太子を加えてよく和えます。
- 揚げ油を180度に温め始めます。待つ間に3.を4等分して小判型または俵型に整形します。薄力粉を薄くまぶして卵をくぐらせパン粉をまぶします。 ※コロッケの重さは60gくらいが扱い易い目安です。
- 温めた揚げ油にコロッケを2個ずつ投入し3分揚げればできあがり。途中、2分経過したところでひっくり返します。 ※一度にたくさん揚げないのがパンクしないコツです。
【一口メモ】
- 明太子風味のコロッケはけっこう新鮮でした。じゃがいもは牛乳で茹でてバターを加えているのでコクが半端ないですよ。
- 味はしっかりめに付けていますが物足りない方はソースではなくマヨネーズをかけて食べるのがオススメです。
- コロッケをパンクさせないコツは「整形は熱いうちにする」、「揚げるのは種がきっちり冷めてから」です。できればパン粉をまぶしてから冷蔵庫で10分ほど冷やしておくと完璧です。
- じゃがバターの変化球的なアレンジにじゃがバター明太子というのがあるのですがそれをコロッケに再構成したらどうだろうというのがこのレシピの生まれたきっかけでした。