我が家では下味を付けた鶏肉に片栗粉をまぶして揚げた料理を鶏の唐揚げと呼んでいますがこれ本当は竜田揚げなんですよね。
唐揚げというのは本来、下味を付けず小麦粉や片栗粉をまぶして揚げた料理なのです。(竜田揚げは片栗粉オンリー)
けど、唐揚げは自由度が高い上にお店によって定義もまちまちなので、下味がついた唐揚げや片栗粉オンリーの唐揚げなども出回っていて今では両者の違いはずいぶんあいまいです。
人によっては竜田揚げを食べても「唐揚げ旨ぇ」なんて言ってそもそも違いを気にかけていない方もいらっしゃいますしね。
で、この料理に名前を付ける時は少し迷ったのですが、下味が付いているし、片栗粉オンリーの衣なので『竜田揚げ』と付けることにしました。
【材料】(2人分)
-調理時間:40分-
- 鶏胸肉:小さめ1枚(200gくらい)
- 玉ねぎ:1/4個
- 人参:3cm分
- ピーマン:半個
- 片栗粉(まぶし用):適宜
- 揚げ油:適宜
[下味パート]
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- おろし生姜:ひとかけ分
[漬け汁パート]
- 酢:45g(大匙3)
- 濃口醤油:36g(大匙2)
- 味醂:36g(大匙2)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 鷹の爪:半本
【作り方】
- 鶏肉は大きめの一口大に切って[下味パート]と合わせて30分漬け込みます。 ※お肉は揚げると縮みますので大きめに着るのがコツです。
- 1.をやっている間に玉ねぎ、人参、ピーマンは細切りにします。お肉の漬け込みのラスト3分になったら揚げ油を180度に温め始めます。
- 1.をザルに揚げて水気をよく切り片栗粉をまぶして180度の油で3分揚げます。
- お肉が熱いうちに2.の野菜類といっしょにバットなどに移し[漬け汁パート]を回しがけてよく和えます。2時間以上漬け込めばできあがり。
【一口メモ】
- 本来、脂っこくてこってり系の竜田揚げがお酢の効果でさっぱりした味に仕上がりました。砂糖を控えたのも正解だったな。
- 蛮漬けはお魚で作ることが多いのですが、脂の少ない胸肉を使ったので全然違和感はありませんでした。
- はスペインにもエスカベッシュと呼ばれる南蛮漬けに類する料理があります。この料理をスペイン人に出したら、「鶏肉でエスカベッシュを作るとは」って感心されないかな。