贅沢な悩みだとは思うのですが近頃はハウス栽培や養殖技術が発達して食べ物で季節を感じることが少なくなった気がします。
大抵の果物もその気になれば季節を問わず出回っていますし魚もしかり。
しまいには元々いつの季節が旬だったかわからなくなる始末。
娘に「4月に出回る苺はハウス栽培で露地ものの旬は6月。苺は元々初夏の野菜なんだよ」と言ってもなかなか信じてもら
えません^^;
ブリなんかも冬にのみ出回るからありがたみが増すわけで北風が強くなった頃、魚屋でブリが並んでいるのを見つけて嬉しくなるという気持ちも希薄になっちゃった気がします。
寒い季節にのみ出回るぶりに冬の根菜である大根を合わせるからこそ「ぶり大根」の旨さありがたさが増すなんて考えるのはイマドキ贅沢なんだろうなぁ。
けど、その点この料理なんかは季節を気にせずお手軽に楽しむ事ができます。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 鶏もも肉:1枚(約300g)
- 大根:10cm
- 片栗粉(まぶし用):適宜
- サラダ油:少々
- 水溶き片栗粉:4.5g分(大匙1/2分)
[下味パート]
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- おろし生姜:ひとかけ分
[煮汁パート]
- 鰹出汁:250g(250ml)
- 濃口醤油:27g(大匙1.5)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- 鶏肉は一口大に切ります。これと[下味パート]を合わせて10分置きます。大根は1cm厚のいちょう切りにします。
- 鶏肉をザルに揚げて片栗粉(まぶし用)をまぶします。フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ鶏肉を加えます。鶏肉が全面焼き色が付くまで焼きます。大根を加えて更に2分炒めます。
- 2.に[煮汁パート]を加えて落し蓋をし、弱火で10分煮ます。
- 落し蓋を取って水溶き片栗粉を加えてとろみを付け、中火で水気を飛ばしながら3分煮ればできあがり。
【一口メモ】
- こんがり焼いた鶏肉の香ばしさが口いっぱいに広がって箸が進みます。大根の甘みとマッチして至福のひとときを過ごせますよ。
- お好みで茸類や人参を加えても美味しいです。
- 鶏肉の部位はもも肉がおすすめですがカロリーが気になる方は胸肉やささみを使っても美味しくできますよ。