まる8年、僕が横浜で単身赴任ライフを満喫していた頃、家人と娘たちは家人の実家にパラサイトさせて頂いておりました(家賃が浮いてほんとに助かりました)。
単身赴任暮らしが6年目に差し掛かる頃、長女が仕事の関係で首都圏に出て参りまして、やはり家賃節約のため横浜の我が家にちゃっかり住み着きました(ま、良いのだけど)。
出てきてすぐの頃、「この家には常備菜や常備調味料(?)が全くなくてびっくりした」と言われました。
「どゆこと?」 と訊くと、家人の実家にはけっこう市販の冷凍食品がストックされていてレンチンすればすぐに食べられるので便利だったとか。
あるいは、COOK-DOのような合わせ調味料もストックされていて手軽に料理ができたとか。
なるほど、確かに僕は冷凍食品を買う習慣がありません。
割高だし、手にとって見ても「これくらいなら自分で作れるな」と思い直してスーパーの棚に戻してしまいます。
合わせ調味料も同じで自分でイチから合わせてしまうので長らく買ったことがありません。
COOK-DOが常備されていないのに夕飯に麻婆豆腐や酢豚が当たり前のように出てくるのが娘にはカルチャーショックだった模様。
言われて初めて僕も「あ、世間一般のご家庭とは食生活が違うかも」と気づいて新鮮でした。
けど、そんな生活にも難点はあります。
つい勢い余って、合わせ調味料を作りすぎてしまうこと。
定量で売られているCOOK-DOではありえませんよね。
過日、冷しゃぶのタレを作りすぎてしまいました。冷蔵庫を覗くとお肉や根菜が中途半端に残っている。
ということでそのあわせ技で作ったのがこの料理だったりします。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 鶏むね肉:50g
- ごぼう:10cm
- 人参:1/4本
[タレパート]
- すりごま:小匙1
- (あれば)練りゴマ:小匙1/2
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 味醂:6g(小匙1)
- 米酢又は黒酢:5g(小匙1)
- 白味噌:6g(小匙1)
- はちみつ:7g(小匙1)
- 鶏のゆで汁:5g(小匙1)
- ラー油:2、3滴
【作り方】
- 鶏肉を茹でる湯(分量外)を沸かして鶏肉を投入し5分茹でます。火を止めて更に5分放置し芯まで火を通します。
- 1.をやっている間に[タレパート]を合わせてよく混ぜておきます。ごぼう、人参は細切りにします。フライパンにサラダ油少々(分量外)を入れて根菜類を加え2分炒めます。
- 1.の鶏肉を流水に当てて急冷し細かく裂きます。鶏肉、根菜、[タレパート]を器に合わせてよく和えればできあがり。
【一口メモ】
- この[タレパート]は元々、豚肉の冷しゃぶ用なのですが鶏肉にも合います。というか、胡麻風味のこのタレはわりと万能な気がするな。旨し。
- [タレパート]を合わせてしまえば冷蔵庫にちょこっと残っている食材を一掃する便利アイテムにできそうです。逆に言うと冷しゃぶを作る時にちょっと多めに[タレパート]を作っておけば翌日に一掃作戦が敢行できそう。
- 手持ちがあれば[タレパート]に昆布茶を茶さじ1杯ほど加えてみてください。旨味がぐっと増しますよ。