2018年は深夜アニメにとって波乱の幕開けになりました。
年明けの1月?3月クール(通称「冬アニメ」)の覇権は下馬評では京都アニメーションの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」1強だろうと言われていました。

ところが……。
クールの1番手を切った「宇宙よりも遠い場所」が伝説級のすごい出来栄えでそれに続いてポプテピピックという文字通りのモンスターアニメが登場し、件のヴァイオレット・エヴァーガーデンももちろん出来が良かったのですが、クールが違ったら大評判になったであろう作品群が目白押しだったのです(個人的にはその不運なアニメの筆頭は「博多豚骨ラーメンズ」だと思っています)。

そんな良アニメが群雄割拠したクールにあって実生活の休日の過ごし方にまで大きな影響を与えた作品がありました。
その名は「ゆるキャン△」。
その名の通り主人公の女子高生たちが休日にゆるーくキャンプを楽しむというだけのストーリーなのですが、おっさん臭い趣味と女子高生のギャップがウケたのか一大キャンプブームを巻き起こしました。
あれを観てソロキャンプを始めた人もいるんじゃないかな。

キャンプといえば僕にはちょっとした野望があって、川で魚を釣ってその場でさばいて棒切れに刺したやつを焚き火で炙って食べる──あれをやってみたいなと憧れています。
けど、上手に下処理しないと泥臭いんじゃないかなと思ったりもするんですよね。
川魚だけでなく鰯のような青魚は独特の臭みがあって敬遠されがちな理由の一つになっています。

牛乳に漬け込むという手法は有名ですが逆に牛乳の匂いが付いてしまうので和食にはちょっとそぐわない下処理なのです。
ということで和食派にはうってつけの下ごしらえの手法を覚えましたのでメモしておきます。
【材料】(2人分)
-調理時間:15分-
- 大羽いわし:2尾
[漬け汁パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- 味醂:6g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
- にんにく:ひとかけ
- 大葉:2枚
【作り方】
- いわしは頭を落として切り口から菜箸を尾の方まで突っ込み、内臓をつまんだらひねって引き抜き内臓を引きずり出します。内臓を抜き出した空洞を流水できれいに洗ってキッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。 ※この内臓の取り方はつぼ抜きと呼ばれる技法です。菜箸でお腹を傷つけないように注意してください。
- [漬け汁パート]のにんにくはみじん切りに大葉は千切りにして[漬け汁パート]の残りと合わせます。ビニール袋にいわしと[漬け汁パート]を合わせて空気を抜いて口を縛り冷蔵庫で3時間漬け込みます。 ※できれば一晩漬け込むと更に味が良くなります。
- 2.のいわしを魚焼きのグリルで10分ほどこんがりと焼けばできあがり。
【一口メモ】
- いわし独特の臭みが抜けて代わりににんにくの香りが食欲をそそります。ちょっと高級な居酒屋や割烹あたりでは品書きに載っていそうな1品ですね。
- いわしはできれば大羽いわしと呼ばれる大振りなものを使ってください。ボリューム感が違います。
- ちなみに写真の大羽いわしは3尾で150円でした。お店で食べたら1尾4、500円くらいはするんじゃないでしょうか。それを考えるとヒマはちょっとかかりますがコスパの良いごちそうだと思います。

