もしも刺し身をよく知らない外国人がそれを煮物にしてしまったら鮨好きな人は「ぎゃー」って言っちゃうでしょうね。
なんてもったいないって。
僕も初めてこの料理を見たときに似たことを考えました。
僕の中では白魚は刺し身で食べるものという先入観があって火を通したら台無しじゃんって思ったのです。
けど、考えてみるとしらすも釜揚げにして食べることもありますし、ホタテだって焼いたり煮たりして食べます。
ブリだって刺身も美味しいけど照り焼きや大根と煮ても負けていませんよね。
なら、白魚だって同じこと。
食わず嫌いはよくないと思ってチャレンジしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- 白魚:1パック(50?60g)
- 卵:1個
- だし汁:200g(1カップ)
- (お好みで)山椒:少々
- (あれば)白ネギ、三つ葉など:少々
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
【作り方】
- 白魚は水洗いしてぬめりを取ります。葱は小口切りにします。三つ葉はざく切りにします。卵はよく溶いておきます。
- だし汁をひと煮立ちさせ[調味料パート]を加えます。味を見ながら整えます。
- 2.に白魚、葱、三つ葉を入れてひと煮立ちさせます。
- 3.に卵を加えて浮いてきたところをざっと混ぜればできあがり。
【一口メモ】
- 純和食といった風味。白魚を使う違和感は全くなく柳川のどじょうを食べているみたい。山椒を加えると味が引き締まりますよ。
- ポイントはたっぷりとだし汁を使うこと。基本、汁物と思って仕立ててください。
- お好みで少量の砂糖を入れても美味しいです。
- これ、しらすや白エビでやっても美味しい気がするな。
- ご飯を加えておじやにするのもありだと思います。