絶対、押すなよ。
絶対だぞ。
というセリフはダチョウ倶楽部の伝統芸ですが、「やってはいけない」という禁忌感は人を捉えて離さない麻薬のような効果があるようです。
ふぐは食べたし、命は惜ししなんて格言が残るくらいですからこと食べ物に関する禁忌感はひとしお強力な麻薬なのかも。
世の中には「別に食事はカロリーメイトで良くなくね」なんて人もいる反面、とんでもなく食いしん坊な人もいるようです。
江戸時代の初期、鰹を生食すると食中毒を起こすリスクがあると土佐の殿様が禁じました。
けど、やっぱり刺身で食べたいと思った人が、ならば表面だけ炙って焼いたことにしよっとといって考案したのがかつおのたたきだったとか。
そういえば、禁止になった牛レバーの生刺しも未だにちょくちょく、こっそり店で出してましたなんてニュースが流れますからまさに生刺しは食べたし(以下略)なんでしょうね。
数年は鰹が豊漁だったらしくお手頃な値段で鰹のたたきが楽しめました。
であれば、いつもいつもポン酢や土佐醤油ではつまらない。
同じ禁忌感を破るならもっと変わった趣向を試してみるのも一興ではと思いこんな皿を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:5分-
- かつおのたたき:150g
- 納豆:1パック
- おろしにんにく:ひとかけ分
- 土佐醤油またはポン酢:小匙2
【作り方】
- 納豆は添付のたれ、辛子と一緒によく練ります。これにおろしにんにく、土佐醤油を合わせてよく混ぜます。
- 薄く切ったカツオのたたきを皿に盛り付け1.をたっぷりかけてよくまぶせばできあがり。
【一口メモ】
- 納豆、にんにく、土佐醤油と癖のある素材がかつおの生臭さを打ち消してヤミツキになる美味しさです。旨し。
- 豆板醤を足してピリ辛にするのも楽しいですよ。
- この納豆のソースは他の刺し身や淡白な蒸し鶏などに合わせても面白いかもしれません。