千葉名物の魚料理に「なめろう」というのがあります。
生のアジなどを叩いて、味噌、味醂、薬味(ネギ、生姜、みょうがなど)を混ぜ込んだもの。
美味しすぎてなめるように食べるからこの名前が付いたとか。
ま、これがあればご飯2、3杯は軽くいけます。
漁師町ならではの新鮮な魚が手に入る土地らしい料理ですね。
で、これを焼いたものは「さんが焼き」と呼ばれます。
なめろうが食べたいけれど魚が冷凍ものなど鮮度に難がある場合におすすめの料理です。
近頃、冷凍の秋刀魚が安く出回っていたので、そのさんが焼きを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- 秋刀魚:1尾
- 大葉:1枚
- 刻みネギ:10cm分
- 生姜スライス:2枚
- サラダ油:少々
[調味料パート]
- 味噌:9g(大匙1/2)
- 味醂:18g(大匙1)
【作り方】
- 秋刀魚を三枚におろして皮を剥ぎ骨を抜いて細かく叩きます。生姜はみじん切りにします。大葉は軸を取っておきます。
- ボウルに1と刻みネギ[調味料パート]を加えてよく混ぜます。
- フライパンにサラダ油を入れて中火をかけ2.を小判型に整形して載せます。これに大葉を貼り付けて1分ほど焼きます。
- 3.をひっくり返して弱火にし、蓋をして2分焼けばできあがり。
【一口メモ】
- 見た目はハンバーグっぽいのですがそのつもりで口に入れると「あ」って声を立てますよ。まごうかたなき焼き魚。香ばしい秋刀魚の香りが口いっぱいに広がります。
- 分量はさんま1尾で1人分。塩焼きにするとそこそこのボリュームの見た目になりますが、こちらはちんまりとしたハンバーグサイズですね。
- 薬味はこのレシピ以外でも茗荷や胡麻などを混ぜ込むと味が複雑になります。大葉の代わりに焼海苔を貼り付けるのもありかな。
- 焼き魚にできる魚なら何でも作れます。季節に応じて旬の魚で試してみてください。