年齢とともに食の嗜好が変わるというのはよく聞く話です。
その原因のひとつは成長や老化に伴う体調の変化という内的要因があると思います。
僕も20代の頃は「小さな巨人」なんて異名を取った大食らいで脂っこいものも平気でガツガツ食べていました。

けど40を過ぎ、50を過ぎるとなんであんなに食べられていたのかわからないくらいに少食になって味の淡白なものが好もしくなってきました。
そしてもう一つの原因は外的な要因、食の経験に起因するのではないでしょうか。
少なくとも20代の頃の僕に比べれば今の僕はずっといろいろなものを食べていろいろな味を知っています。

ハンバーガーしか食べたことのない若者にとってはハンバーガーこそ至高の料理でしょうけど、いろいろな肉料理を食べたことがある人からすれば「もっと旨い料理はいくらでもある」と思って当たり前です。
更に同じ材料を使った同じ料理でも様々な食の経験を積んでから口にすると違って感じられることがあります。
たとえば胡麻。

僕は近頃、その香りだけでなく納豆にも似たほろりとした苦味を好もしく思うようになりました。
ならばこんな料理はどうよと思って作ったのがこの胡麻三段重ねの一皿なのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-

- 厚揚げ:1丁
- 白ネギ:10cm
- ごま油:12g(大匙1)
- 水溶き片栗粉:6g分(小匙2)
[そぼろ餡パート]
- 豚ミンチ:30g
- 水:120g
- 黒ごま:適宜
- すりごま:小匙2
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 味醂:6g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 味噌:6g(小匙1)
- 酢:5g(小匙1)
【作り方】
- 厚揚げは1cm厚の小口切りにします。白ネギは小口切りにします。
- フライパンに1.とごま油を入れて中火で1分炒めます。これを一旦皿に取ります。
- 2.のフライパンに[そぼろ餡パート]の豚ミンチを入れて中火にかけ色が変わるまで炒めます。
- 3.に[そぼろ餡パート]の残りを加えて中火にかけひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付け2.を戻して3分煮込めばできあがり。
【一口メモ】
- 普通のあんかけと違って煮込む工程を加えているので味がしっかり滲みています。そして、ごま油、炒り胡麻、すりごまの三段仕立て。胡麻好きにはたまらない一品ですよ。
- 青梗菜などの青菜をプラスすると彩りも華やかになり、栄養価も高い皿になります。
- 安価な厚揚げがメインのおかずですのでお給料前の家計が苦しいときには特にオススメな料理だと思います。

