僕が子供の頃のお昼ごはんといえば前の晩のご飯とおかずというのが定番でごはんは当然冷や飯でした。
消化に悪いとなかなか作ってもらえなかったけどお茶漬けなんかに憧れたなぁ。
実家に電子レンジが導入されたのは中学生の頃。
それを境にもう何十年も冷や飯を食べてはいません。ま、食べたいとはぜんぜん思わないけど。
登場した当時、電子レンジは「料理を温める機械」と認知されておりました。
料理研究家の中にはそれ以外の使い方はするべきではないとあからさまに警鐘を鳴らす人もいました。
あ、何か危険なことが起きるとかそういうことではなくて美味しくできないといった意味ですね。
確かに電子レンジの弱点は火が通り過ぎること。そして火加減ができないこと。
けれどその特性を知っていれば料理に活かすこともできます。
たとえば火が通り過ぎて表面の水分が抜けてカリカリになるという特性を活かせばフライパン無しで簡単にカリカリに焼けたベーコンを作ることもできるのです。とある夜、晩酌をしていて口寂しくなってふと考えたのです。
カリカリベーコン同様に竹輪であれをやってみたらどうなるだろう。
結果、面白いものができたのでメモしておきます。
【材料】(1人分)
-調理時間:3分-
- 竹輪:1本
【作り方】
- 竹輪は薄くそぎ切りにします。これを耐熱皿にまとめるように盛り付けて電子レンジの500ワットで1分40秒チンすればできあがり。
【一口メモ】
- レンジの熱で竹輪が全部くっついてかき揚げのようになりました。表面は水分が抜けてカリカリのサクサク。中はしっとり。おつまみにはもってこいの1品です。
- 同じワット数で同じ時間チンしても機種によって仕上がりにはばらつきが出るようです。やりすぎると焦げるので最初は短めの時間から試して適正な時間を探ってみてください。
- 満腹感はあまり得られないのでおかずには向きません。あくまでおつまみ向きかな。何より手間がかからずあっという間にできるのが嬉しいですね。
- お好みでマヨネーズなどをかけたりポン酢に浸けても美味しいですよ。