東北のとある女子校に、わりと最近まで変な校則があったそうです。
それは──。
『股火鉢を禁ずる』股火鉢って何?
ってまず聞かれそうですが、火鉢をまたいで下から上がってくる熱気で暖を取る行為です。

確かに、お行儀が悪いし、見た目もよろしくない。
それは禁止しても仕方ないかな……。
って、違うでしょ。
問題はそこじゃない!
どこの学校に今時、火鉢が置いてあるんですか(笑)
思考停止の極み。
よくぞ後生大事にそんな校則を取っておいたものです。

校則と言えば北大の前身である札幌農学校の初代教頭だったクラーク博士のエピソードを思い出します。
赴任したばかりの博士が驚いたのは校則の多さ。
「板塀に向かって立小便をしてはいけない」
なんてのまで書かれてあったそうです。
即座に博士は全ての校則を撤廃。
代わりに、たったひとつだけ、新しい校則を設けました。
それは──。
Beagentleman.(紳士たれ)
「君がやろうとしている行為が紳士の名に恥じないなら大いにやりなさい」といったほどの意味です。

今でも通用する凄いルールですよね。
教師が上から規則で押さえつけるのではなく、生徒に自分がどう振舞うべきか考えさせる──学校に限らず、社会人でも管理職はこうありたいものです。
実情に合わない校則が、なかなか撤廃されない原因のひとつは「昔からこうだったから」、「これはこういうものだから」という思い込みに捉われてしまうことだと思います。
それを指して、学校の先生は頭が固いというのは簡単ですが僕らも同じことをしていないか戒める機会にすると生活がちょっと楽になります。
ありもしない"火鉢"の心配をしなくてすみますから。

例えば料理を作る時、レシピに書いてある材料を全部その通りに揃えないとその料理が作れないと考えるのは料理に不慣れな人にありがちな思い込みです。
自分でレシピを書いておいていうのもなんですが、レシピはあくまでも参考書だと思ってください。
使ってある材料は代替の利くものがけっこう多いですし、調味料の配合はあくまでもレシピを書いた人が"美味しい"と感じた配合で、それを読む人が同じ嗜好とは限りません。
あくまでもさほど変な味にはなりませんよという目安の分量なのです。

ということで、今回のレシピは備考欄に代替材料のヒントを書いてみました。
僕の日記に限らず、レシピを読む時は、これを家にあるもので作るなら何が使えるか?──という目線を持ちましょう。
それだけで余計な出費を抑えて家計が助かります。
【材料】(1人分)
-調理時間:12分-
- スパゲティ:100g
- ベーコン:50g
- 青梗菜:1株
- 玉ねぎ:1/8個
- しめじ:1/4株
- オリーブオイル:4g(小さじ1)
[ソースパート]
- クリームチーズ:40g
- 牛乳:75g
- コンソメの素:小さじ1/2
- 塩:ひとつまみ
[茹で汁パート]
- 水:600g(カップ3)
- 塩:6g(小さじ1)
【作り方】
- 鍋に[茹で汁パート]を入れて強火にかけひと煮立ちさせます。これにスパゲティを加えてパッケージに記載された時間?1分茹でます。
- 1.と並行してベーコンは食べやすい大きさに切ります。青梗菜はざく切りにします。玉ねぎは細切りにします。しめじは小株に分けます。
- フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけます。これにベーコンを加えて1分炒めます。さらに青梗菜の茎、玉ねぎ、しめじを加えて1分炒めます。
- 3.に青梗菜の葉と[ソースパート]を加えてチーズが完全に溶けるまで煮込んで火を止めておきます。
- 茹で上がったスパゲティはざるにあげてよく湯切りします。4.のフライパンを再び中火にかけてスパゲティを加え、よく和えればできあがり。
【一口メモ】
- おせち料理で使ったクリームチーズの残りをそろそろ食べ切らないといけない──ということで思い切り贅沢に濃厚クリームソースにしちゃいました。牛乳だけで作るクリームパスタよりコクが一段上がってめっちゃ美味しいですよ。
- この料理を段取り良く調理するコツはパスタの茹で上がりまでの約10分間で工程2.?4.を終わらせること。そのために炒め時間の目安を手順に書いていますので、その通りに進めれば楽勝で終わります。
- 肝になるクリームチーズを除けば、具材はけっこう代替が利きます。ベーコンの代わりにハムやこま切れ肉ミンチを使ってもOK。青梗菜がなければ同じアブラナ科の小松菜でもOK。しめじがなければ他の茸でもOK、舞茸などおすすめです。わざわざ足りないものを買いに行かずに、冷蔵庫にあるものでトライしてください。

