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根菜の料理(和食)

大根ステーキのそぼろあんかけ

今はいろいろ苦戦しているようですが「いきなりステーキ」が登場した時のムーブメントはすごかったですね。

『ランチにいきなり「ステーキ」が食べられる』

立ち食いステーキというそのコンセプトに多くの人が惹かれてどの店も大変な賑わいでした。

かくいう僕も今、レシピの手控えを見返したら「○○ステーキ」など料理名にステーキの入っているレシピが38個もありました。

その中身は定番の牛、豚、鶏にとどまらず、鯨のステーキ、鮪の血合いステーキ、サーモンステーキ、アワビのステーキといった海のものから。

筍のステーキ、豆腐ステーキ、こんにゃくのサイコロステーキなど農産物シリーズまで多彩。

僕も十分ステーキ好きですね。

ステーキに対して日本人が抱く憧憬は昭和の頃にさかんにかかっていた洋画、特に西部劇(昔はウエスタンのことをこう呼んでいました)の影響が大きいんじゃないかなと僕は睨んでいます。

スクリーンの向こうで肉を炙り焼いて旨そうに食べるカウボーイ。

顧みて我が家の食卓にあんな分厚い肉が登場するなど夢のまた夢。

そんな想いが募り募って日本人のステーキ熱をヒートアップさせた気がします。

で、勢い余って肉ですらない野菜までもステーキにしちゃったというところじゃないでしょうか。

この1皿も僕らになじみ深い根菜のステーキです。

けどね、意外にボリュームがあって食後の満足感は侮れないので心してかかってくださいな。

【材料】(1人分) 

調理時間:17分-

  • 大根:5cm
  • 豚ミンチ:50g
  • サラダ油:少々
  • バター:12g(大匙1)
  • 刻みネギ:少々

[餡パート]

  • 鰹だし:80g(80ml)
  • 濃口醤油:12g(小匙2)
  • 酒:5g(小匙1)
  • 味醂:6g(小匙1)
  • 砂糖:3g(小匙1)
  • おろし生姜:ひとかけ分

[仕上げパート]

  • 水溶き片栗粉:3g分

【作り方】

  1. 大根を下茹でするお湯を沸かします。それをやっている間に大根はかつら剥きして1.5cm程度の輪切り3枚に切ります。お湯が湧いたら大根を投入して10分下茹でします。
  2. 1.をやっている間にフライパンにサラダ油少々を入れて豚肉を加えます。サラダ油と和えながら豚肉をフライパンの底全体に広げて中火にかけます。1分ほど肉を焼いたら菜箸で返しながら上面にも焼色を付けていきます。 ※肉は炒めるのではなく焼くイメージで調理して下さい。
  3. 2.に[餡パート]を加えてひと煮立ちさせます。[仕上げパート]を加えてとろみを付けたら火を止めます。フライパンがひとつしかない場合は餡を一旦器にとってフライパンを洗っておいて下さい。
  4. 大根が茹で上がったらザルに揚げます。フライパンにバターを入れて強めの中火にかけます。大根を並べて置いて蓋をし、2分蒸し焼きにします。蓋を取って大根をひっくり返ししっかり焼き色が付いていれば片面焼き上がり。残りの大根もひっくり返して再び蓋をし、1.5分蒸し焼きにします。
  5. 4.を皿に盛り、餡をたっぷりかけて刻みネギを散らせばできあがり。

【一口メモ】

  • バターで焼いた大根と餡の醤油の風味が合わさって食べるそばから食欲が増していきます。バター醤油って神だなぁと思います。
  • このレシピの段取りポイントは工程1.の茹で時間(水を沸かす+大根を下茹でする12分間)で餡を仕上げておくこと。そうすれば茹で上がった大根を焼くだけになりますので17分ほどで食卓に並べられます。
  • 餡は調味料をアレンジしても面白いですよ。たとえば柚子胡椒を少し入れると風味が変わってピリ辛になります。オイスターソースを使えば中華風。香味野菜を炒めてコンソメ(コンソメの素を使用)で煮れば洋風になります。香味野菜は玉ねぎ、人参、セロリがオススメです。

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